温まる食卓
コテージの、時空の時間は
きちんと動いていた。
旅をしながら、
気付けば――
一緒に生活もしていた。
にこ「時空循環紙また勝手に増えてたー!」
ヤシロ「そりゃそうだろ?!」
URU「まだ慣れませんか?」
にこ「いやー……今、地球にいないんだなーって思うじゃん!」
るい「そうだね……」
ヤシロ「ここが今の居場所なんだからいいだろぉ」
ヤシロが、ハハッと笑っていた。
URU「しゃぶしゃぶのご用意出来ました」
リンリン「お腹が空きました!」
るい「リンリンは、いつもでしょ?」
るいが、クスッとしている。
URU「オーロラライス召し上がりますか?」
リンリン「はいっ!!」
にこ「私、いいやー。最近食べすぎて太ってきた気がするから」
るい「私は少し貰おうかな」
ヤシロ「適量で!」
URU「かしこまりました」
URUが手際よくテーブルにお皿を並べ、
真ん中に、鍋が置かれた。
《グツグツ》
鍋は煮立ち始めていた。
るい「おばあちゃん……独りでご飯食べてるんだよねぇ……」
にこ「うん……だね……」
ヤシロ「おい!お前ら!頼子さんが行ってこいって言ったんだろ?」
るい「そうですけど……」
ヤシロ「何、暗い気持ちになってんだ?そんな暇になったか?」
にこ「美味しいもの食べたりしてると、なんか思い出しちゃうんだよねぇ」
ヤシロ「いずれ会えるだろう……食おうっと!」
リンリン「るいさん、にこさん!リンリンも、マミーとランランが気にはなります……でも、今も、とても大切な時間だと思うんですっ!」
るい・にこ「リンリン……」
2人の表情が、少し緩んだ。
にこ「せっかくURUちゃんが作ってくれたんだもんねぇ。食べよう、お姉!」
るい「そうだね!」
ヤシロ「今日も、美味いぞー!」
にこ「私たちの分食べないでよー!」
るい「いただきます」
にこ「いただきまーす」
しゃぶしゃぶは、とても美味しかった。
おばあちゃんのことは気になる。
それでも、今この時間もまた、大切な時間なのだと2人は少しずつ感じ始めていた。
そんな不思議な気持ちで、しゃぶしゃぶを味わっていた。




