リンリンの夢ムニエル
リンリン「リンリーンやればできまぁ~すぅ~♪」
寝ている皆を気にすることもなく
陽気に歌を歌いながら、
リンリンは、早起きをして
キッチンに立っていた。
URU「ムニエルですね?リンリン様」
リンリン「わぁ!URUさん!」
URU「私は寝ることはございません故、存在をお気になさらないでください」
リンリン「URUさん、ちょうど良かったですぅ!またたびスパイスはこのお魚の大きさだと、どのくらいがいいんでしょうか?」
URU「またたびスパイスは、適量でございます」
リンリン「適量が分からないんですぅ!」
リンリンは、ひとつまみ、ふたつまみ。
リンリン「匂いで決めます!美味しい匂いかどうかです!」
URU「素晴らしい判断かと思います」
《クンクン、クンクン》
リンリンが鼻を鳴らす。
リンリン「いいと思いますぅ!昨夜約束しましたからねぇ。皆さんが元気になってくれたら嬉しいです!」
るい「おはよーURUちゃん!……あれ?リンリン?」
リンリン「おはようございます!まだ皆さん揃わないですかねぇ……」
リンリンは、ソワソワしていた。
るい「どうしたの?」
リンリン「早く皆さんに食べてほしいんです!そして、元気になって欲しいんですぅ!」
るいは、リンリンがとても愛らしいと思い、
思わずリンリンを抱きしめてしまった。
るい「リンリン、ありがとう。」
リンリン「えっ……?!」
リンリンは、少しビックリした様子。
るい「もうすぐ、2人も起きてくるよ。何か飲んで待とうよ」
リンリン「はいっ!」
そう2人が話していると――
《カチャン》
URU「ハーブティーをお持ちいたしました」
るい「これって……」
URU「はい。夢見星のハーブで、ハーブティーをと思いまして」
リンリン「わぁぁ!いい香りですぅ!!」
URU「ソワソワした気持ちに最適かと判断いたしました」
《ゴクゴク、ゴクゴク》
リンリンは、一気に飲み干してしまった。
リンリン「落ち着きましたぁぁ…………」
るい「あれ?リンリン?」
リンリン「…………」
URU「夢見星のハーブですので、一気飲みすると眠気の作用がございます」
るい「URUちゃん!遅いってー」
クスッと笑った。
リンリンが皆を思い、
早起きをしてムニエルを作ってくれた事が
るいは、とても嬉しかった。
にこ「おはよぉー。あれ?リンリン、何でテーブルで寝てるの?」
るい「皆のために早起きして、またたびスパイスでムニエル作ってくれたみたい!それで、ソワソワしてて、夢見星のハーブティーを一気飲みしちゃって……」
にこも、クスクス笑いながら、
リンリンの頭を撫でていた。
ヤシロ「いい匂いがするなぁー」
にこ「リンリンが、朝ごはん作ってくれたってよー」
ヤシロ「寝てるじゃんか」
URU「申し訳ございません。お伝えする前に、夢見星のハーブティーを一気に飲み干してしまったようで……」
ヤシロは、頷いた。
ヤシロ「食べるかぁ!」
るい「はい!」
にこ「うん!」
その頃――
リンリンは、どんな夢を見ていたのだろう。




