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ペンを押す音
バウンダリー街――。
ネオンの看板が、
薄暗い路地を照らしていた。
4人は何気なく行き来する
見知らぬ人達とすれ違う。
るい「URUちゃんの言ってた、時空日記帳の“保存されてる”って何だったんだろ?」
リンリン「うーん……リンリンには分かりません!!」
ヤシロは、 ポケットに手を入れたまま歩いていた。
ヤシロ「……時空の歪みはな。 時々、人の言葉を記録する」
るい「記録……?」
ヤシロ「あぁ。 ただの文字じゃねぇ。 想いが強い言葉ほど、残ることがあるんだ」
《カチッ》
空気が、 わずかに
ペンのインクのように滲んだ気がした。
ヤシロ「書いた言葉も、 残ってるのかもしれねぇな」
るい「……だから、未来から??」
ヤシロ「さぁな。 だが、この歪みは、 人が思ってるよりずっと、 感情に敏感だ」
《カチッ》
ペンを押した時の音がした。




