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クリアコインの重み
4人は裏路地に入っていった。
にこ「どうしよっかぁ?」
るいたちは、 空き缶を並べて座る老人を見る。
服はボロボロ。
でも、 老人は不思議と穏やかだった。
にこ「……あの人、お金ないのかなぁ?」
老人「ある時はあったさ」
るい「……!!」
老人「だがな。 “持ってる”と、“使える”は違う」
《カチッ》
空気がわずかに歪む。
老人「自分で扱えねぇ金は、 時々、人まで壊す。……自分で生きるって大切なことだぞ」
ヤシロ「失ったからこそ見えてる人の重みだぞ。よく聞いといた方がいい」
リンリン「はいっ!!」
ヤシロは、ソッと
△のクリアのコインを置いた。
老人「恵んでくれるのかぁ?」
ヤシロ「気持ちです。この子達に大切なことを教えてくれてありがとうございます」
老人「大切かどうか、それが分かるようになったら出来たもんだよ」
《カチッ》
裏路地の奥で、
ネオンの看板がわずかに揺れた。




