バウンダリーの再会
4人で花火を見ていると、
隣でぽつりと――
???「綺麗だよね?」
振り向くと、 フードを被った人物。
???「この街の花火は、 “時間のズレ”が見えてる時ほど綺麗よね」
ヤシロがビックリした表情をした。
ヤシロ「この街にいたのか!探してた」
???「ごめんなさいね。少し時間が必要だったの」
《カチッ》
周囲の時計を見ながら、
時計職人「あーあ。またズレてる」
時計をカチカチ直している職人がいた。
住人「今日の《カチッ》は音がデカい気がするなぁ?!」
???「任務はどう?順調?」
優しく微笑んでいた。
ヤシロ「まぁな。それなりに。」
るい「ヤシロさん?もしかして……?」
にこ「ヤシロさんが探してた人じゃない?この綺麗な人!!」
???「シイナよ。よろしくね」
ヤシロ「シイナ……お前何してたんだ?」
シイナ「んー、私達色々あったじゃない?少し時間を見ていたの」
ニコッと微笑んだ。
ヤシロ「そっか……また連絡くれるんだよな?」
シイナ「えぇ。もちろん。私はあなたがずっと好きよ」
ヤシロ「そうか……」
にこ「ヒューヒュー!お熱いですねぇ!!」
るい「ヤシロさん……良かったですね」
ヤシロ「本当にな。バウンダリー街に来て良かったよ」
シイナ「私は、あまり変わっていないわよ。でも、貴方は少し変わったわね?とてもいい表情をするようになった」
《カチッ》
大きな音で、花火が咲いた。
ヤシロ「見つかって良かった」
シイナ「私もまた見つけてもらえて良かった」
リンリン「なるほど!リンリン分かりました!恋人さんですねぇ!」
にこ「リンリン!ムード壊しちゃダメだって!黙ってなさい!」
にこはクスッと笑いながら言った。
《カチッ》
淡い紫だけの花火が咲いた。
とても綺麗な不思議な景色を
5人は眺めていた。




