黙り星
ジル「じゃあな!またどこかで会おう」
るい「ジルさん、ありがとう」
にこ「元気でね」
リンリン「またお会いしましょう!」
ヤシロ「じゃあ、出発するか」
宇宙船は、ジルの手のひらから
次の星へ向けて出発した。
宇宙船が次の星に着陸した。
《ウィーン……》
ハッチの開く音がやけに響いた。
シーン……。
風の音しかしていない。
にこ「え?みんな静かすぎない?」
リンリン「何でしょうか?」
ヒソヒソ声でリンリンが話した。
ヤシロ「ここは“黙り星”だ」
《カチッ》
ヤシロ「昔な、ひずみが荒れたことがある。そこで被害にあった星がここ。黙り星だ。みんな静かに生きている。ひずみを怒らせないように。という、習慣になってしまっているんだ 」
宇宙人「君たち、何でそんな大きな声で話しているんだ?大変なことになるぞ?」
にこ「大丈夫だよ。」
一瞬、間があった。
にこが大きな声で叫んだ。
にこ「みんな、諦めちゃってるんじゃないですかー?!」
周りがザワザワしていた。
ヤシロ「お、おい!」
にこ「ほら、大丈夫じゃん」
《カチッ》
ひずみの、大きな悲鳴が聞こえた。
もっと、ザワザワし始めた。
《カチッ》
《カチッ》
宇宙人「普通に話して大丈夫なんだ!」
宇宙人「やったー」
宇宙人「私たちずっと何を気にしていたの?」
にこに対して歓声が湧いた。
《カチッ》
小さな音に聞こえた。




