巨人星
小型宇宙船が、時空銀河の
とある星に着陸した。
《ガタガタガタ》
にこ「な、なにぃー?」
ヤシロ「わぁー!やっちまった!巨人星に来ちまった。参ったなぁ」
《ガタガタガタ》
リンリン「宇宙船止まったのに、また浮いてませんか?」
ヤシロ「巨人に摘まれちまったようだよ」
ハハハと笑っていた。
窓ごしに、大きな目と、目があった。
巨人「お前ら。ここに何の用だ?」
ヤシロ「いやー、ちょっとミスで……」
るい「すみません、巨人さん。悪気はないんです」
巨人「俺は暇だ。宇宙船ごと、星を案内してやるよ」
にこ「な、なんだぁ。優しいじゃん」
リンリン「大きいのに、優しいです!」
ヤシロ「おー、焦った!」
るい「ありがとう!巨人さん?あなたのお名前は?」
巨人「ジルだ。」
《ドスドスドスドス》
足音が鳴り響く。
ジル「お前たちはどこから来た?」
にこ「んー、みんな違うの。私とお姉は地球。リンリンは、またたび星。ヤシロさんは……知らない!宇宙時空委員会の人」
ジル「なに?宇宙時空委員会なのか?」
ヤシロ「ま、まぁ……」
ジル「委員長は知ってる。あのチビなじいさん」
ワッハッハー。
大きな笑い声が響き渡った。
にこ「委員長知ってるの?ジルさん」
ジル「あー知ってるよ。チビだろ。俺たち巨人は、成長しすぎて、もうこれ以上の変化は望まないんだ」
るい「委員長に、多分……もうすぐ会うことになるの」
ジル「そうかぁ。お前たちはいいやつだ。成長を恐れていない。大丈夫だ」
ジルは、ちょうど良さそうなベンチに、腰をかけた。
宇宙船を静かにベンチに置いた。
ジル「成長することは怖いことでもある。だけど、成長の先に見えるものもある。」
リンリン「なんだか、素晴らしいです。ジルさん」
ジル「俺は1人が好きだ。楽だ。だけど、お前たちは、そうは行かないと思うぞ。成長は誰かを守るためにも必要なことだ。」
にこ「うん、私もそう感じ始めてる」
るい「私も」
《カチッ》
ジル「ひずみも、お前たちが怖いようだ」




