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夢見星―リンリン
リンリンは、白い世界にいた。
どこまでも続く雪のような場所。
その中で――
誰かが倒れていた。
リンリン「大丈夫ですか!!」
リンリンはすぐに駆け寄った。
辺りを見渡した。
また別の誰かも倒れている。
リンリンは、そちらにも走る。
《テクテクテクテク》
さらに、また誰かが――
リンリン「待ってくださいぃぃ!」
でも――
どれだけ助けても、終わらない。
リンリンの足が、少しずつ重くなった。
リンリン「……あれ?」
《ドキドキバクバク》
胸が、苦しい。
それでも――
リンリンは、止まらなかった。
リンリンの手が、止まった。
リンリン「……どうしてですか?」
そのとき――
誰もいないはずの場所から、
声がした気がした。
「リンリン。あなた自身も、大切に」
そのとき――目が覚めた。
消えそうで消えない羽根が、
そっと揺れていた。
リンリンは、その羽根を見つめた。
リンリン「……自分も、大事にしないと、ダメですぅぅ」




