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夢見星―夢の手前
ヤシロ「夢見星に寄ろう」
とだけ、3人に言った。
にこ「夢見星?」
ヤシロ「ゆきしずく星から遠くないし、必要なものが手に入るはず。今だからこそ、行くべきところだ!」
紫がかった無数の星くずが、静かに煌めいていた。
るい「あれって……」
ヤシロ「夢見星だ」
《ウィーン……》
小型宇宙船のハッチが開く。
リンリン「なんだか、静かで、とても優しい空間ですぅぅ!」
にこ「わぁ!流れ星ずっと流れてる!」
流れ星がたくさん降る夜空が広がっていた。
るい「べ、ベッド?」
地面にはたくさんの種類のベッドが並んでいる。
もう眠っている人もいるが、声は届かないようだった。
ヤシロ「好きなベッドで寝ていいぞ。眠くなくても不思議と寝れるから。あとは、任せとけば大丈夫だ」
にこ「え?誰に?」
ヤシロ「まぁ、寝れば分かるから」
と、クスクスっと笑っていた。
4人は、好きなベッドを選び
横になった。
ベッドから、成長して帰ることになるとは――
その時は、まだ誰も気付いていなかった。




