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ノイズ2100  作者: べりゆる
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黄昏の記録


ルカは夜な夜な、セピアと共に古いアーカイブを紐解いた。そこには、100年前の「地獄」が記録されていた。


画面に映し出されるのは、痩せ細った子供たちが泥水をすする光景。資源の枯渇、止まらない物価高騰、そして「若者の貧困」を背景にした、世代間の激しい憎悪。


かつての人間は、余裕を失うことで、驚くほど簡単に残酷になれたのだ。


「なぜ、こんなに争っているの?」セピアが怯えたように画面を見つめる。


「……誰もが、自分だけは生き残りたかったからだ」ルカは呟く。


高齢化によって労働力は失われ、わずかなパンを奪い合うために、若者たちは戦場へ送られた。心は貧しさに侵され、人は人から「無意識に搾取すること」を生存の唯一の手段としていた。そこには美徳も、知性も、もはや存在しなかった。

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