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093 殲滅の旅団

冒険者クラン『殲滅の旅団』の冒険者で狼獣人のロウガと商人で狸獣人のポンタに絡まれた。


全く失礼な奴等だ。

ダルを陵辱し奴隷にすると言い出した。


俺は我慢の限界を越え1歩前に出ると、良い人そうな冒険者である犬獣人のドルダが俺を止める。


「どけ!」

俺は全身に気を充填してドルダを突き飛ばした。


ロウガは驚愕し突き飛ばされたドルダを見た。


その隙に踏み込みロウガの顔に拳を叩き込む。

ロウガは2mぐらい吹っ飛んだ。


「てめええええ!」

「何しやがる!」

魔物を解体していたロウガのパーティーである4人の獣人が、武器を構えて襲ってきた。

ペロの闇の触手が獣人達を薙ぎ払う。


「うお、何だこれは!」

「うあああああ!」

「うううう。」

4人の獣人は吹っ飛び(うずくま)る。


ペロは闇の触手で4人を拘束した。

「大人しくするにゃ。」


ダルアは商人ポンタを蹴り飛ばした。

「ダルを奴隷にするんだって!」


「うあああああ!痛い、痛い。」

ポンタは転がる。


「ペロ、ポンタも拘束して。」

「分かったにゃ。」


ペロの闇の触手がポンタを拘束して、冒険者の獣人達のところに引きずり、一カ所にまとめた。


「俺の仲間をどうするって?」

俺は倒れたロウガの腹に蹴り込む。


「うう、貴様ら!町に戻ったら、ただじゃ置かないぞ!殲滅の旅団を知らないのか!」


「獣人国は初めてだし、知らないな。どんな組織だ?」

この際だから情報収集するか。


「聞いて驚くな。獣人国最大の冒険者クランだ。」


「それで?」


「えっ、お前最大の冒険者クランを敵に回すんだぞ。」


「最大って何人居るんだよ?」


そんなこんなで、殲滅の旅団の概要をまんまと聞き出した。


殲滅の旅団は100人を超える獣人国最大の冒険者クラン。


獣人国の上部と繋がりがあり、些細な悪事は見逃されるらしい。


傘下のメンバーは上納金を納める事で、庇護を受ける。


面子を大事にするので、報復は凄まじい。まるで、暴〇団みたいだ。


リーダーはBランク冒険者である虎獣人のタイガ。ハルカの仇だ。

獣人国十二神将の一人らしい。

二つ名は『白虎(びゃっこ)


タイガのパーティーは元ハルカの冒険者パーティー『風刃の羽』のメンバーだった二人と追加加入の一人で4人パーティーだ。


兎獣人で弓使いのディア。

彼女も獣人国十二神将の一人。

二つ名は『玉兎(ぎょくと)


火魔法が得意な魔法使いでエルフのフィーダ。


追加加入で人間の魔法使いシャイラ。

闇魔法が得意らしい。


「そうすると、ここで見逃すと報復される訳だ。」

「そうだ!覚悟しておけ。」


「じゃあ、皆殺しで証拠隠滅しないと駄目じゃん。残念だよ。」

「えっ、殺されるのか?」


「そうだよ。全員だね。」

「ちょ、ちょっと待って、今回の事は絶対漏らさないから見逃してくれ。」


「俺の仲間を、強姦後奴隷にしようとした奴等の言葉を信じろと?」


「うっ・・・。」


ドルダが話に割り込んできた。

「おいおい、幾ら何でもそれはやり過ぎじゃ無いか?」

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― 新着の感想 ―
[一言] やりすぎなのはおまえらだろ強姦の後に奴隷なんざ山賊の の所業ですよ。冒険者ならいざ知らず 冒険者の皮を被った山賊なんざ皆殺しにしても 正当防衛にしかならないですよ
[一言] 『殲滅の旅団』から『殲滅される旅団』に改名か・・・
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