086 狐を見つけた
妖精国の凍った都市で、雪女のユキを従魔にした。
次は西に向かう。残りの1人の精霊に会って来るのだ。
精霊の了承を貰えれば、精霊契約したいと思う。下心満載だ。
「バズ、妖精のリーダーに聞いた話だと、火の精霊の狐らしいね。」
「狐ダガ、火ノ精霊デハナイゾ。」
鵺のライヤも話に入ってきた。
「狐、火魔法得意。」
雪女のユキも同意している。
「そうぇ。
狐で火魔法が得意でありんすぇ。
けど、火の精霊じゃありんせん。」
「そうか、狐ではあるんだね。」
「ソウデス。」
「さて、妖精国の外周を回って西に行くから、準備してね。」
ドラゴンのドラムは小鳥サイズから、俺とダークエルフのダルアを乗せる事が出来る大きさになった。
ライヤも子犬サイズから、ハーピーのハルカを乗せる大きさになる。
魔神パズズのバズもエルフのエリを背中に背負った。
ユキはどうしよう?
「ユキはバズやライヤと同じぐらいの速度で移動出来る?」
「速く移動は出来んせんが、雪になって、付いて行けんす。」
雪になって?
良く分からんが、大丈夫そうだ。
「良し行くぞ!」
出発したら、ユキが粉雪になって俺に纏わる。こう言う事か。
これってバズも風になれば、目立たないで一緒に行動出来るんじゃないか?
後で聞いてみよう。
西に向かうと騒がしい音が聞こえてきた。誰かが戦っている様だ。
上空に飛んで俯瞰してみよう。
「ドラム、バズ、ライヤ、見つからないぐらい上に行こう。」
ドラムとバズとライヤは俺達を乗せたまま上昇した。
ダルアが震える。
「寒い。」
「気を全身に循環してる?」
「ダルも循環してるよー。気の量が少ないのかなー?」
「わちきは気持ちいいでありんす。」
ユキが話し掛けてきた。
「ショータさんはユキが纏ってるから寒く無いんじゃないのー。」
「そうかもね。
ユキ、俺とダルアの周りを囲んで、冷気が来ない様に出来る?」
「出来んす。」
ユキは俺とダルアの周りを囲んだ。
「ほらー。やっぱり寒くないよー。」
バズもハルカも、風魔法で自分達の周りに空気の層を作って、寒く無い様にしている。
上空から俯瞰すると、戦闘の様子が良く見える。
大勢の妖精達が魔法を放って、誰かを追っている。
追われているのは狐だ。
狐による火の魔法で妖精達は大打撃。沢山の火の玉が妖精達に拡散して燃える。
しかし、妖精の人数が多過ぎる。
魔法のダメージを受けていない方向から攻撃魔法を放ち、狐は退いていく。
「バズ、あそこで追われているのが、異世界から召喚された精霊か?」
「ソウダ、間違イ無イ。」
「わちきのところには、あんなに大勢は来なかったぇ。」
「各個撃破を狙って、始めに全勢力で狐の精霊を倒して、次にユキに行くつもりだったのかもね。」
「そうかも知れんせん。」
狐は素早く、攻撃しては逃げるを続けており、一見上手く戦っている様に見えるが、妖精が逃げる先を見ると、大軍が待ち構えていた。
追い込まれているね。
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