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025 エリとハルカと話をしました

俺達は『猫が安らぐ宿』に帰って来た。


門で執事のダルクが待っていた。

「お帰りなさい。馬車を用意しておりました。」


「ここは宿ですか?」

ハルカは不思議そうに聞いてくる。


「宿だにゃ。」

ペロは答えながら馬車に乗り込む。


俺達は馬車に乗って宿の入口についた。


「門から入口まで馬車に乗るなんて、どんな宿じゃ。今まで見たことも聞いた事もないのじゃ。」


「僕もビックリだよ。執事さんまでいるなんて。」


「専属のメイドもいるにゃ。」

「メイドまでいるの?!」

ハルカもエリも驚いている。


その後宿に入り部屋見てまたビックリするハルカとエリはスルー。


料理を部屋に持って来て貰い一緒のテーブルで食事をとる。


奴隷なので初めは一緒に食事をとれないと断るハルカとエリを「奴隷ではなく仲間と思ってる」と説得。


「仲間では無く主従の関係です。」と言い張るハルカとエリ。


「一緒に食事をとるなら主従でもいい」と言うことになり、豪勢な夕食を4人で食べた。


そしてお風呂に入る。

今日一日の疲れと汗を流さないとね。


勿論、残念ながら男女分かれて入りましたよ。


お風呂ではペロとハルカとエリは女子トークに花を咲かせ、お互いの身の上話もしたようだ。


交代で俺もお風呂に入る。


「お背中を流します。」とお風呂に入ってこようとしたハルカとエリを今日・・は優しく断る。


チート&ハーレムまっしぐらです。


お風呂から上がり部屋のリビングで寛ぐ中で俺の過去の話をした。


村での出来事。

転生者である事。

気の力の事。


俺は村の復讐と打倒魔法偏重社会を目的とし行動している事を話して協力して貰いたいと伝えた。


俺が魔抜けであることに驚く二人。


「だって回復とか身体欠損の再生とか出来てたよね。」

とハルカ。


「そう言えば魔力は感知出来なかったが、魔物を探知する技術とゴブリンジェネラルの頭を吹き飛ばした技は凄かったのじゃ。流石神のお力じゃ。」

とエリ。


「俺は神でも神の使徒でも無いからね。」

って、エリに伝えるが、

「分かっておりますのじゃ。」

と分かっているのか、いないのか。


「主様に不敬を働いたやからに神の鉄槌を下すのじゃ。」

とエリが言うと。


「僕も主様の敵は許しません。」

とハルカも賛同してくれた。


「アタシも勿論手伝うにゃ。」

とペロも手伝ってくれるらしい。


その為に力を強化する必要があり、当面は迷宮でレベ上げする事を告げる。


それから二人に「主様」は禁止。

ペロと同じく「ショータ」と呼ぶようにとお願いしたが、それだけは許して欲しいと懇願された。


折衷案として人前ではショータと呼んで貰う事にした。


冒険者とポーターの関係で「主様」は可笑しいよね。


それから二人の復讐にも協力する事を告げる。


二人は恐縮しながら復讐をしたい奴等を教えてくれた。


貴族と冒険者。


ハルカもエリも奴隷として買われた貴族には言葉に出来ないくらいの陵辱を受けた。


そして意外にも二人とも仲間であった冒険者に裏切られていた。


疾風しっぷう』の二つ名を持ちBランク冒険者のエリ。

風刃ふうじん』の二つ名を持ちBランク昇格間近だったハルカ。


同じパーティーだった同性の冒険者に嫉妬されて嵌められた。


二人を失意のドン底に落とし、絶望の闇に沈めた貴族と冒険者に復讐を誓う。

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