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024 ゴブリンの群れを襲撃しました

俺とペロ、エリ、ハルカは森に出た。


ペロは黒猫のケット・シーで闇魔法使い。俺の影に沈んでいる。


ハルカは翼の無いハーピーで両手首両足首の先が無く歩けないエルフのエリを背負ってる。


エリは顔に火傷跡と刀傷があったが、森にくる前に綺麗に治した。

予想通り美しい顔立ちでモデル体型、胸は小さい。

ハルカは若干幼さが残る可愛い顔で胸が大きい。


ハルカとエリは俺の奴隷だ。


「ハルカとエリの欠損部位を再生する為に、気が沢山必要だ。群れの魔獣を殲滅しながら再生したい。」


「良く分からにゃいが、沢山魔物を倒せばいいのかにゃ。」


「いや、気を集める為に俺が倒す。出来ればペロは俺に向かってくる魔物を拘束して欲しい。」


「分かったにゃ。」


ハルカとエリは俺とペロの会話を黙って聞いている。


気配探知を森に広げていく。


「右前方3km先にゴブリンの集落がある。100匹程度の群れだ丁度良い。行くぞ!」


俺達はゴブリンの群れに向かう。


「そう言えば、エリはその・・・、ゴブリンの群れは問題無いかな?」


エリはゴブリンにさらわれ陵辱されている。ゴブリンの群れを選択して不味まずかったかな?


「問題無いのじゃ、主様に身も心も捧げる所存じゃ。」


エリが初めて口を開いたが、こんな喋り方なのね。


鑑定で見たけど200歳だったし。

口調が『のじゃ』だったのね。


エリは左足を一部再生してから、俺を見る目が神を崇める雰囲気になってる。


そろそろゴブリンが出て来た。

斥候かな。

俺達は構わず進む。


俺はハルカの後ろに回り、両手でエリの両足を触り気を込めながらゴブリンの生命力吸収ライフドレインを行う。


近付いて来たゴブリンが前のめりに倒れていく。


「アタシは魔石を集めるにゃ。」

ペロが影を移動し倒れたゴブリンの魔石を集めていく。


ハルカは目を見開いてこの状況に驚いている。


「ハルカ、エリを下ろしても大丈夫だよ。」


「え!」

ハルカがエリの足を見ると両足が再生していた。


「嘘!信じられない!何があったの?」

ハルカがエリに尋ねる。


「主様のお力じゃ。」

エリは両足を地に着け立つと、俺を崇拝する眼差しで見た後、胸を張ってハルカに答える。


自慢してるけど君の力じゃないでしょ。


「もしかして僕の翼も治るの?」

ハルカが俺に上目遣いで聞く。


ハルカは『僕っ子』か!


「治るよ。」

出来るだけ優しい顔で答える。


ハルカは目に涙を浮かべ嬉しそうだ。


エリは用意してたブーツを履いて一緒に歩く。


俺はエリの両手首を両手で掴みながら一緒に歩く。


ゴブリンの集落からゴブリンがわらわらと出てくるが、俺達に近付く前に倒れていく。


エリの両手も再生が終わった。


エリは背中に背負っていた弓矢を構える。


「久しぶりの弓じゃ。主に向かってくる敵は1匹残らず倒すのじゃ。安心して任せてくれ。」


俺はハルカの背中に手を触れながら、ゴブリンの集落に入った。


ハルカは翼を再生する為に背中の開いた服を着ている。


集落の中にいたゴブリン達は次々と倒れていくと同時にハルカの翼が再生していく。


一際大きい建屋からゴブリンジェネラルが現れた。

「オマエラ、何者ダ。」


ゴブリンジェネラルはゴブリン達より二回りは大きい。


生命力吸収ライフドレインによって、少しフラフラしてる様だ。


ハルカの翼は完全に再生した。


「完了だ。」

俺は使用済みの魔石を指弾で飛ばす。

『魔弾』だ。


ゴブリンジェネラルの頭が弾けた。


「魔石は全部集めたにゃ。」

ペロが戻ってきた。


エリは跪いている。

「主様の御心に従いますじゃ。」


ハルカも泣きながら跪いていた。

「僕も主様に身も心も捧げます。」

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