駄菓子屋
幼い頃母の実家に帰省したとき、妹の月見と共に訪れていた駄菓子屋に足をよく運んでいた際の懐かしい記憶。
私が小さい頃…母の実家に帰省した際に、近くの駄菓子屋に必ず足を運んでいた…。
「おねいちゃん!早く早く!!」
「も〜!つきみ…あまり急ぐとこけるよー!!」
「えへへ、大丈夫だよ〜」
そう言いながら楽しそうに道をかけるが…それでも妹の事を心配するのは姉として当然。
そんな私の心配を知らずに嬉々として、駄菓子屋に駆け寄る。
「おばちゃん!来たよ!!」
そこにいたのは…昔馴染みの割烹着をきたお団子頭の白髪の高齢の老人で、綺麗に正座をし月見と私をみた際にニコニコと笑いかける。
「あ〜つきみちゃと、れんげちゃん!いらっしゃい!」
「こんにちは〜!」
「こ、こんにちは…」
私は恥ずかしながら、おばちゃに挨拶して月見と一緒に店内を見て回る。
ここの駄菓子屋は昔からあまり品揃えが変わってなく、それでも人々からは愛されているお店でもある。
「あ、あった〜!これこれ!!」
月見が手に取ったのは…
「これ!ポテトフライ!!」
「相変わらず好きだねそれ…」
「うん!この濃い味がいいんだよ、癖になるのだから!」
妹の月見が駄菓子の中で一番好きなポテトフライは子供にも大人にも愛される品であり、実は私も駄菓子の中で一番好きな食べ物でもある。
私もポテトフライを手に取り食べた他の品を探しながら見て回る事15分ほど経ってようやく会計し、外の店の前のベンチに座り買った駄菓子をいただく。
「はい!お姉ちゃんいつもの交換♪」
「うん、交換しよ!」
私と月見は買ったポテトフライの味の交換をする、私は塩バター味で月見はフライドチキンの味を一枚交換して食べるのがここに来てする事が楽しみの一つ。
「はむっ…ん〜美味しい…ねっ!おねいちゃん!!」
「うん!この味。」
昔は帰省する度に駄菓子屋に行ったり、川に行って遊んだりして楽しんだ事を思い出す。
けど…おばちゃんが病気で病院に運ばれ後亡くなってしまって駄菓子屋は閉店してしまい私と月見の楽しみの一つが減った。
そして…月見との日常もある日突然失くす事になるなんて…思いもよらなかった。




