無駄な会話
バスに揺られながらぼんやりと窓を眺める、そんな中…周りの声が耳障りに聞こえてくる。
「うるさい…」
小声で発した声は…雑音にかき消され、不快感を増幅させる。
こんな状況の中耐えつつ…ゆっくりと目を閉じようとすると…。
「うっ…」
自身のおでこにくしゃくしゃに丸め込まれた紙が、投げつけられた。
辺りを見渡すと…同じ同級生の男子中学生が薄ら笑いながらこちらを見ている。
「おいおい、何やってんだよ!死獣に当たってしまっただろ!(笑)」
「怒って襲って来たらどうするんだよ…(笑)」
「わりぃ、わりぃ…まさか本当に当たるとは思わなくて…」
その話しを聞いていた同じ同級生の女子達も会話に入り私を軽蔑する。
「うわ〜、やめて欲しいんだけど…ワタシ達まで襲われたらどうするの〜ww」
「ヤダ〜、怖い〜だけど〜」
あからさまにこちらを見ながら、不適な笑みを浮かべながら嘲笑うように彼女等もこちらを見る。
私はこの光景を幾度も経験してきたからこそ何も反論せず俯き見ない様に事に徹する。
そうすれば…彼等彼女等は興味を無くし別の話題へ移るのがこの人達の扱いだと私は知っているからだ…。
そんな私には常に心がけている事がある…見ざる•言わざる•聞かざる…である。
捉え方は人それぞれ違うけど…私にとってはこの言葉は救いである。
「ちっ!何、あの態度…本当ムカつくのだけど!」
「ねっ!マジキモいんだけど…早く死獣狩りに討伐されないかな…な〜んてね!ww)
散々罵詈雑言を発した後に、直ぐにこの人達は別の会話に移り他の誰かの悪口やつまらない日常会話に華を咲かせる事に心血を注ぐのを生きがいに日常を消費する。
(はぁ…乗り切った…もう、いい加減やめて欲しい…私の過去を無遠慮に抉るのを…やめて欲しい…お願いだから…。)
窓にもたれながら…過去の記憶が再び蘇る。




