表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
25/75

窓際の不思議な彼-part25-憧れ

窓際にいる不思議な彼

彼に悩みを話すと解決するという噂が・・・

「〇〇学校の〇〇クラスの」

「窓際にいる不思議な彼に」

「困っていることを話すと」

「解決するらしいよ」

「その学校の生徒らしい」

「その学校の生徒じゃないって聞いた」

「先生らしいよ」

「部外者だって」

「彼は学校だけにいる訳じゃない」

「公園にいるって」

「カフェにいた」

「喫茶店じゃない?」

「大きい会場」

「会ったことある」

「解決したよ!」

「習い事してるって」

「イケメンらしいよ」

「いや、女の子だから!」

「女の子だったら「彼」じゃなくない?」

「どっかに就職したって!」

「バンドやってるらしいよ」

「この前、テレビに出てた人じゃなくて?」

「駄菓子屋にいた!」

「本屋で見たよ!」

街の様々な所でそんな噂の話がされている。


■憧れ

「・・・いないか」

「・・・ここも」

「放課後の全ての教室を調べても・・・」

「いないな・・・」

「一目見れば・・・分かるらしいが・・・」

「・・・」

「漫画研究部・・・」

「一番有力・・・だが」

「最後にしておこう・・・」



「・・・コーヒーをひとつ」

「・・・いないか・・・」



「公園にも・・・いない」

「ベンチの隅に人はいるが・・・」

「若くはないな・・・」

「一応・・・確かめてみるか・・・」

「隣・・・失礼します」

「え?・・・はい。噂の・・・」

「そうですか・・・」

「ボクシングの・・・」

「ファン第一号・・・ですか」

「お邪魔しました」



「こんにちは」

「あの・・・これと、これをください」

「・・・」

「あの・・・」

「え?ここにも?来たんですか?彼が?」

「ああ、勝手にそう呼んでるのですか・・・」

「彼が来てから?物事が良い方へ?」

「ふむ」

「自分のような人が他にも?」

「噂に釣られて?」

「そうですか・・・」

「彼は今でも?」

「そうですか。かなり不規則に・・・」

「駄菓子、ありがとうございます」

「お邪魔しました」



「・・・次は」

「書店を巡るか・・・」

「何店舗かに何名か・・・」

「候補はいるな・・・」

「だが・・・ピンとこない」



「ここら辺で図書館は・・・ここだけだ」

「さすがに、候補が多い・・・」

「だが、やはり・・・ピンとこない」



「ふう・・・」

「彼は実在する・・・か」



「漫画研究部・・・」

「もう終わりに近いが・・・」

「行くか・・・」



「こんにちは。すいません。こんな時間に・・・」

「はい。新入生です・・・」

「見学・・・良いですか?」

「・・・」

「はい。ありがとうございます」

「お菓子は・・・さっき、駄菓子を食べたので・・・」

「あの・・・この子は?」

「ああ・・・そうなんですか・・・」

「・・・」

「・・・」

「・・・どうかした?」

「え?クールなイケメン?」

「ああ・・・どうも」

「あの・・・窓際のその席は・・・」

「いつも、その子が?」

「譲った?本来は、あなたの?」

「伝統?次期部長の?」

「そうなんですね・・・」

「・・・」

「ちょっと、この本、読んでいいですか?」

「はい、どうも」

「興味?この本に?」

「いえ、なんとなく・・・読んでみようかと」

「たしか、有名な本・・・でしたよね?」

「寄贈品・・・ですか」

「!?」

「その方は・・・よく、来られるんですか?」

「最近は、滅多に?・・・」

「そうですか・・・」

「自分の他にも?」

「よく・・・訪ねて来るのですか・・・」

「ん?」

「・・・どうかした?」

「?」

「どうしたの?場所を変えて・・・」

「なんで2人きりで?」

「え!あの部長さんが?」

「ああ、ごめん。声が大きくなってしまって」

「それ、本当なの?」

「え?本当?本人が?」

「彼には、師匠もいるの?」

「卒業した人と、本のお下がりをくれる人?」

「(寄贈品のことか?)」

「でんほう?」

「ああ(伝統のことだな)」

「詳しいんだね・・・」

「え?でも、他の人には秘密なの?」

「お姉ちゃん?ああ。この学校にいるっていう?」

「お姉ちゃんにも、この話をしたことは秘密?」

「う、うん。分かった。お母さんに怒られるの?」

「?」

「どうして、教えてくれたの?」

「クールなイケメンだから?・・・」

「そ、そう。ありがとう」

「え?秘密を教えた代わりに?」

「あの部活に?入ってほしいの?」

「・・・」

「うん。分かったよ」

「なんで、彼に会いたいか?」

「・・・」

「じゃあ、これも秘密にしてくれる?」

「憧れてるんだ・・・」

「ん?憧れってなにか?」

「うーん。そうだね・・・」

「カッコいい・・・ってことかな」

連載となります。

感想などをいただけると励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ