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窓際の不思議な彼-part26-オールスター

窓際にいる不思議な彼

彼に悩みを話すと解決するという噂が・・・

■オールスター

「○○ちゃん、○○ちゃん!」

「こっち、こっち!」

「今日もカッコ可愛くて、最高だよ!」

「すごい人だね!」

「大丈夫!○○ちゃんは、私が守るから!」

「それにしても、新学期になって、すぐだね!」

「今年は特に、盛り上がってるみたい!」

「よーし!私達も全力で楽しも!学園祭!」



「〇〇ー!ほら!早く来いよ!」

「あっちにも!こっちにも!」

「美味しそうで、楽しそうなお店がいっぱいあるよ!」

「せっかくこっちまで来たんだし!」

「今日は楽しも!」

「うわっ・・・」

「ああ、ごめん。はしゃぎ過ぎた・・・」

「すごい人・・・」

「あれ?あの人・・・」

「見えなくなっちゃった・・・」

「あの時のお兄さん・・・だよね?」



「なんだか、鼻の下・・・伸びてません?」

「もう!どれだけ年の離れた子達だと思ってるの?」

「やめてよね。夫が年下の人と・・・なんて」

「そんなことになったら・・・」

「私の全力ビンタをお見舞いするわよ!」

「え?そうじゃなくて?」

「呆れた・・・自意識過剰よ!」

「こんなところに、あなたのことが分かる人なんて」

「いるわけないでしょ?」

「日本での知名度がそんなに無いことを理解してよね」

「もう。ほら、行きましょ!」

「ふふ。あの頃を、思い出すわね・・・」



「すごい人だな・・・」

「俺らの時って、こんなに人いたっけ?」

「なあ?・・・って、あれ?いない?」

「あっ・・・サイン書いてやがる」

「知名度まで俺より上に立ちやがって・・・」

「うおっ・・・」

「あ、ああ・・・じゃなくて」

「そうです。俺が、あの」

「最強の挑戦者として」

「あいつをあと一歩まで追い詰めた・・・」

「って、おい。サインを横取りすんなよ!」

「あっ。ヤバイ。おい。男子生徒達が群がって来たぞ!」

「逃げるぞ!」

「一旦。退却ー!」



「すごい人だなー」

「良かったよ・・・」

「自分達は文化部だから室内で」

「グラウンドを見て見なよ・・・」

「この暑い中、とんでもない人だよ・・・」

「熱中症とかにならなきゃいいが・・・」

「ちょっと心配だから見て来る!」

「何かあったら、先生に電話してくれ!」



「すっごい人ねー・・・」

「ほらほら。あんたも、お母さんも、おばあちゃんも!」

「突っ込むわよ!はぐれないで!」

「え?張り切りすぎ?何言ってんの!」

「こういう時は自分を解放すんのよ!」

「全力で楽しまなくちゃ損なんだから!」

「今日なんかお店開けてても、誰も来ないわよ!」

「あ、ほら。おばあちゃんを見て!」

「人を避けながら、ひょいひょいと進んでるわよ」

「ほら!おばあちゃんに続くのよー!」



「すごいね・・・」

「こんなに人がいるとは・・・」

「毎年、こんなに人いたっけ?」

「どうする?また、後で来るかい?」

「え?絶対、文芸部を覗く?」

「はは。未来の作家先生に出会えるかもって?」

「ええと。文芸部じゃなくて・・・」

「漫画研究部っていう名前だね・・・」

「あの、一番奥の建物だけど・・・」

「はは。気合が入ってるね」

「OK!じゃあ、行くのは決定だけど・・・」

「僕とこの子はゆっくり行くよ」

「はぐれたら大変だ」

「うん。じゃあ、あとで」

「大丈夫さ。辿り着けるよ!」

「君ならきっと・・・」

「成功者になれるさ」



「先生の言う通り・・・」

「すごい人だ・・・」

「多分だけど、この学校始まって以来じゃないか?」

「見てるだけで・・・人に酔ってきた・・・」

「ふふ。どうですか?部長殿?」

「お姉さんに連絡つきました?」

「駄目?そう・・・」

「まあ、あんな状態じゃ・・・」

「連絡しても駄目だろうね・・・」



「もう!おねえちゃん、なにしてるのよ!」

「ぜんぜん、でんわにでない」

「かわいいわたしをここにあずけて・・・」

「じぶんは○○ちゃんとたのしんでるんだわ!」

「ゆるすまじ!」

「・・・でも、まあ・・・」

「クールなイケメンたちといるのもわるくないけど」

「わたしがほしがったもの、とってきてくれるし」

「おかしもたべほうだいだし!」

「ふふ。パラダイスはそんざいしたのね・・・」



「ええと・・・」

「さすがに・・・」

「これだけの人がいたんじゃ・・・」

「やめとこうか?」

「うわっ」

「奥さんの目が・・・輝いてる・・・」

「ああ、ええと・・・」

「いつも、こんなに人がいる訳じゃなくて・・・」

「お祭り・・・そう。お祭りなんだ!」

「え?行くの?ホントに?」

「気持ち悪くなるかもよ?」

「本当に大丈夫?」

「父さん、母さん・・・」

「悪いんだけど・・・この子を抱っこしててくれる?」

「うん。奥さんと行ってくるよ!」

「あの・・・未知の領域へ!」



「ナニ?コレ?」

「人、多すぎだろ!」

「うわ。俺、初めてかも・・・」

「人に酔うってやつ・・・」

「なんか、気持ち悪くなってきた・・・」

「無理じゃね?こん中に入って楽しむの・・・」

「いくら可愛い子がいても・・・これじゃあ・・・」

「ん?お前、それ、何持ってんの?」

「え?ミスコン会場のチケット?ある筋から?」

「・・・神」

「・・・良し!」

「覚悟を決めて、行くか!」

「自分の・・・いや、俺達の道をよ!」



「すごいね。こんなに人が・・・」

「うーん・・・帰ろうか?」

「でも、危ないよ?」

「はは。私に守れって?」

「分かったよ」

「書斎に引き籠るだけじゃなく・・・」

「たまには、大勢の人と触れ合うのも・・・」

「悪くは無い・・・」

「ふふ。そうだね・・・」

「それに・・・」

「また、彼に会えるかもしれないという・・・」

「天啓がね」



「なんとも・・・」

「すごいね・・・」

「初めて見たよ・・・」

「この学校、始まって以来じゃないかな・・・」

「はは。ありがとう」

「こんな老人夫婦を誘ってくれるなんて・・・」

「でもねえ。こんなに人がいたんじゃあ・・・」

「え?抜け道?そんなのがあるのかい?」

「ふふ・・・君は・・・本当に、不思議な人だ」



「ヤバすぎーーーーー!!!」

「人、多すぎーーーー!!!」

「おかしいでしょーー!!!」

「お菓子ありがと!」

「すごくない?」

「こんなに人っているんだね!」

「ほら。○○ちゃん、私に付いてきて!」

「くっ。すごい、人の圧!」

「負けないわよ!」

「こんなの、あの地獄のバレエ合宿に比べれば・・・」

「屁でもないわーーー!!!」

「あっ・・・」

「○○ちゃんの霊圧が・・・」

「消えた・・・」

「やばい!はぐれた!○○ちゃーーーん!!!」



「あっ。こんにちは!」

「みなさん。よくここまで来れましたね!」

「え?秘密の抜け道?」

「そんなの、あるんですか?」

「?。ああ、はじめまして」

「この部の部長を務めております」

「え?以前に、この学校で?」

「この部の顧問だったのですか?」

「それは、なんとも・・・」

「なんというか・・・大集合ですね!」



「なんということでしょう・・・」

「諸君。あますことなく記事にしますよ!」

「これだけの人がいれば・・・」

「ニュースには事欠きません!」

「全てです!全てを記録するのです!」

「これで、我が、新聞部は・・・」

「部活動の頂点に立つでしょう!」

「はーはっはっはっはっ・・・痛っ!?」

「ああ・・・メモがー!カメラがー!・・・」

「グスっ」

「諸君・・・あとは、頼みます・・・」

「グスっ」



「これは・・・すごいな・・・」

「ええ。1人ずつですよー!」

「順番にねー」

「ちゃんと並んで下さーい!」

「みなさんのお悩みはちゃんと聞きますから・・・」

「とんでもないことを、引き受けちゃったな・・・」

「こんなに話題になってたのか・・・」

「こりゃあ・・・ヤバいな・・・」

「終日、休憩すら無いかも・・・」

「トイレも・・・無理そうだ・・・」

「困ったな・・・」

「俺のこの悩みも誰かに聞いてもらいたくなるな・・・」



「・・・ヤバくね?」

「こんなに盛況だなんて・・・」

「予定よりも多い公演になりそうだ・・・」

「喉、潰れるかもな・・・」

「でも、まあ。良い機会だな」

「おい。みんな覚えてるだろ?」

「約束のことだよ」

「やるなら、全力で!」

「だろ?」

「よっしゃ、そうこなくちゃ!」

「さあ、始めようぜ!」



「・・・あっ。どうも」

「いらっしゃい」

「好きに、見て行ってください・・・」

「(多分、あの人達のいずれかが・・・)」

「(窓際の彼・・・だろうな)」)

「(早く交代にならないかな・・・)」

「(話してみたい・・・あの人達と)」

「(全員が全員、並々ならぬ雰囲気を纏っている)」

「(一番有力なのは、あの人・・・)」

「(噂通り・・・一目見て、感じた・・・)」

「(不思議な感覚・・・話してみたい・・・)」

「っ!?こ、こんにちは・・・」

「は、はい。最近、入りました・・・」

「え?ええ!?いや、そんな・・・」

「そんなこと、頼めません・・・」

「ええ・・・部長まで・・・」

「え?交代した方が売上が伸びる?」

「分かりました・・・」

「では、お願いします・・・」

「(なんでだー!?)」

「(なんで交代してくれちゃうんだよ!)」

「(ゆっくり話したかったのに・・・)」

「(ああ・・・最後の交代だったから・・・)」

「(もう・・・)」

「(しょうがない。明日もあるし・・・)」

「(まだ、チャンスはあるさ・・・)」

「(明日、来てくれたら・・・)」

「(真っ先に飛んで行って・・・)」

「(話をするんだ!)」

「ん?何か話してる?」

「・・・明日は来ないのかよ・・・」

連載となります。

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