81話
ワイバーンの様子が少しおかしい
大きく息を吸い込んでいる
落ち着いた様子の勇気は少し観察をしていた
「ほお、まさかワイバーンがブレスを放つとは思いませんでしたね」
いつもは言わない口調
勇気は手を開いたり握ったりを繰り返して
「今の私は防御プラス100、魔防プラス100といったところですね、となると悪魔さんは攻撃プラス100、魔攻プラス100ですかね」
アイシクルエンジェルは耐久力が上がるスキルだと伺えた
アイシクルデーモンは攻撃的なスキルだと伺える
ワイバーンは準備が整ったようだ
「GURAAAA!!」
人が一瞬で灰になってしまうような火炎放射を放ってきた
「今の私では少し厳しいようですね」
勇気は縦2列、横5列の合計10個のアイスコフィンで身を守った
「アイスソード」
勇気は翼を羽ばたかせワイバーンに近づき攻撃をしたが
「・・・・・・私ではダメージを与えられない様ですので選手交代ですね、あとは任せましたよ悪魔さん」
勇気は意識を失ったようにスーッと地面に落ちていき、膝を付いて動かなくなってしまった
動かなくなった勇気を見てルイが近づいてきた
「大丈夫かい!勇気くん!?」
勇気にヒールを使い回復をさせるが変化は見られない
その隙を狙うようにワイバーンが突進してきた
ルイは勇気を抱えて避けようとしたが勇気はルイの手を払った
「な、何を?」
勇気は先ほどとは違う口調で
「アイスソードォォ!」
素早く立ち上がりワイバーンの体に沿わせるように斬撃を入れた
ワイバーンはヨロヨロと数歩歩いた後、体勢を整えた
「おいそこの鳥、今から冷凍食品にしてやるよ」
ボロボロの翼が勇気の背中にあった




