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狐の嫁入り

作者:七星瓢虫
最終エピソード掲載日:2021/12/03
生まれる前から、遊郭にいた
初めて嗅いだ匂いは噎せ返るような、華の香

週に二度、茶道と生花の習い事へ行く
帰り道、晴天の隙間から雨粒が点点と降りそそぐ

狐の嫁入り

母から聞いたお伽話を思い出す

その村は長い日照りで、沢や田畑は干上がろうとしていた
困り果てた村人達は雨乞いの為、贄の支度をする

「誰を、贄にしようか?」
---裏山の裾野に、人に化けるのが上手な雌狐がいる
「どうやって、捕まえようか?」
---村一番の男前、その男に求婚させよう

そうして嫁入りしたら、贄にしてやろう

男は邪気故に、雌狐に近づく
雌狐は無邪気故に、男に近づく

お互いの心が近づいた時、雌狐は村人達の意図に気が付く

雌狐は、男の元へ嫁入りする
雌狐の涙は大粒の雨になり嗚咽は雨音になり、村に降りそそぐ

晴天を仰ぐ、男の頬を濡らす

唯、一度の恋
唯、一度の愛

雌狐は、幸せだったのだろうか

※此の作品(2018)は小説投稿SNS「novelist.jp」にも投稿しています
[起]
2021/12/03 21:41
[承]
2021/12/03 21:42
[鋪]
2021/12/03 21:43
[叙]
2021/12/03 21:45
[結]
2021/12/03 21:47
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