頭の中の声
ふと気づくと、頭の中で何かを考えている。
今日のこと。
昨日のこと。
これからのこと。
その声は、
いつも、
わたしたちのそばにあります。
その声は、
いったい誰なのでしょう。
この物語は、そんな小さな問いから始まります。
なぜ、
思考、
おこるのだろう。
頭の中では、いつも何かを話している。
こうしたほうがいい。
あれはどういう意味だろう。
なぜ、あんなことを言ったのだろう。
これから、どうしよう。
気づけば、静かにしているつもりでも、
心の中では言葉が流れ続けている。
では、
その声はどこから生まれているのだろう。
そこには、
内側にいる「わたし」という存在がいるのかもしれない。
感じているわたし。
考えているわたし。
迷っているわたし。
問いを持つわたし。
「わたし」がいるから世界との対話が始まる。
これは何だろう。
どうしてこうなるのだろう。
わたしはどうしたいのだろう。
問いが生まれ、
選択が生まれ、
思考が動き出す。
けれど、
頭の中の声は、ひとつではないのかもしれない。
不安から生まれる声。
比較から生まれる声。
過去の記憶から生まれる声。
そして、
もうひとつーー
静かに降りてくる、説明できないひらめきの声。
それは、
思考ではなく、
もっと深い場所から届く、
内なる声なのかもしれない。
もし、
そうだとしたらーー
わたしたちは、頭で考えているようでいて、
本当は内側の「わたし」と、
ずっと対話しているのかもしれない。
そのとき、
静かにひとつの問いが降りてきた。
ーーでは、頭の中で話している「わたし」とは、いったい誰なのだろう。
この物語には、答えはありません。
わたしも、まだ旅の途中です。
だからこそ、問い続けています。
頭の中で話している「わたし」は、いったい誰なのだろう。
もし、
この物語を読み終えたあと、
あなたの中にも同じ問いが生まれたなら、
この物語は役目を果たせたのかもしれません。
あなたなら、
この問いに、
どんな答えを見つけますか?
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。




