魂の色
初めて会ったはずなのに、どこか懐かしい人。
言葉がなくても安心できる人。
反対に、理解できないのに、
なぜか心を動かされる人。
その理由を知りたくて、
わたしは問いを重ねてきました。
ーーでは、ほんとうの自分とは、いったい何者なのだろうか?
その問いを抱きながら、人との出会いを見つめていたとき。
ふと、こんな感覚が浮かんできた。
なぜか懐かしく感じる人がいる。
初めて会ったはずなのに、安心する人がいる。
言葉がなくても、自然と心が通うような感覚。
それはなぜだろう?
もしかするとーー
魂には、それぞれ固有の色があるのかもしれない。
似た色の魂は、共鳴しやすい。
だから、
一緒にいると安心したり、
懐かしさを感じたりするのだろうか?
けれどーー
自分とは違う色を持つ人に、強く惹かれることもある。
理解できない。
価値観が違う。
でも、
なぜか心が動く。
それは、自分にない世界を、見せてくれるからだろうか?
違う色と出会うことで、はじめて見える景色がある。
気づける感情がある。
広がっていく世界がある。
そしてーー
混ざり合うことで、新しい色が生まれていくのかもしれない。
もしそうだとしたら。
わたしたちは、違いを生むためだけではなく。
響き合いながら、
思い出していくために、
出会っているのだろうか?
そのとき、静かにひとつの問いが降りてきた。
ーーでは、すべての源は、ほんとうはひとつなのだろうか?
もし、すべての魂の源が、ほんとうはひとつなのだとしたら。
なぜ、こんなにも違う色が存在しているのだろう?
それは、さまざまな景色を見るためだろうか?
違う感情を知るためだろうか?
自分にない世界と出会いながら、新しい気づきを生み出すためだろうか?
同じ色は、安心と共鳴をくれる。
違う色は、広がりと気づきをくれる。
そのどちらも、魂が自分自身を思い出していくための、
大切な出会いなのかもしれない。
この物語の中で描いた「魂の色」は、
ひとつの考え方であり、答えではありません。
本当に大切なのは、「あなたはどう感じたのか。」
その問いなのだと思っています。
安心する人も、惹かれる人も、すれ違う人も。
そのすべての出会いが、
あなた自身を思い出すための道しるべなのかもしれません。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。




