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一週間後のカトル達

久しぶりの更新です。

サブタイが思い浮かばなかった。

 ホーエル村にて保護されたノクターン王族の頼みにより、幼い王女のユリアをカトル達で預かることになって一週間。

 国王たちは、来訪してきたジェフ国王とシオン王妃とノクターン魔法国の奪還に向けて打ち合わせを始めたようだ。


 カトル達はユリア王女を預かっている身なので、今回の奪還戦には参加できないが、カトルとメルルにとっては安心している。


 なお、ユリア王女はカトルだけでなく、メルルやクルルやシエラにも懐き、さらには歳の差が四つしか違わないノエルにも懐いてくれている。

 こっちもカトルにとっては他の人にも懐いてくれるかという懸念はあったが、何とかなったようで安心した。


「ノエルおねえちゃん、シエラおねえちゃん、かけたよー」


「おおー、上手だねぇ」


「すごい、わたしよりじょうずだぁ」


 ユリア王女はノエルとシエラと一緒にお絵かきをしていた。

 元々絵を描くのが趣味なシエラと一緒に絵を描きたかったそうだ。

 王女の絵のセンスに、シエラもノエルも感心しているようだ。


「しかし、ユリア王女もすぐになじんできたね」


「ああ、引き取ることになった時はどうなるかと思ったけどね」


「その上、王女のご両親もユリア王女の事を普通に接してやって欲しいと言われたしね」


「ジェフみたいな感じでだよな? まぁ、僕によく懐くけど」


 その傍らでメルルとカトルが今回のユリア王女の件で話をしている。

 ユリア王女を普通の女の子として接しているのは、彼女の両親であるノクターン魔法国の国王夫妻の頼みだからだ。

 幼いゆえに今回のクーデターによるショックで心に傷を負ってしまってるため、王女として接するよりもみんなの妹として接した方がいいという事だろう。

 ジェフ国王がカトルとメルルに友人として接して欲しいと言うのとほぼ同じだろう。


「あれからノクターンの国王様も今はベルセリア王都でジェフ国王と会談してるんだよね」


「らしいね。 一応、エクレアさんも同席してるみたいだけど」


「魔王の娘が現魔王と敵対している話はベルセリア全土に伝わってるみたいだね」


「シオン王妃の仕込みだろうけど、おかげでエクレアさんが居ても混乱なく受け入れてくれてるし、後は国を奴らから取り返してくれることを期待だな」


「私達はユリア王女の事があるから無理だけど、代わりにうちの両親が参加するみたいだしね」


「ああ、あの最強夫婦が……」


 さらにノクターン魔法国の国王夫妻が現在はジェフ国王とベルセリア王国の王都で会談している事にも言及した。

 さらにその会談にはエクレアという現魔王と敵対している魔王の娘も同席しているようだ。

 シオン王妃の仕込みのおかげで、それらも混乱なく行われているようで安堵しているようだ。

 また、奪還作戦にはメルルの両親が参加するようだ。

 これにはカトルも頭を抱えていたが、自分達はユリア王女を預けているので参加は出来ないので仕方がないと言えよう。


「おにいちゃん、おにいちゃん」


「ん?」


「どうしたのかな、ユリアちゃん」


 メルルと話をしていると、ユリア王女がカトルのズボンをくいくいと引っ張っていた。

 カトルはしゃがんでユリア王女に目線を合わせる。


「おにいちゃんもいっしょにおえかきしよー」


「あはは、いいねぇ。 カトル君の絵、私も見てみたいなぁ」


「うーん、お兄ちゃんはあまり絵が上手くないよ?」


「それでもいい。 いっしょにおえかきしよ」


「じゃあ、一緒にお絵かきしようか」


「わーい♪ おにいちゃん、だいすきっ!」


 ユリア王女はカトルに一緒にお絵かきをしたいそうだ。

 カトルは絵心がないと自分で思っているが、ユリア王女はそれでもいいと言う。

 おそらくカトルと一緒にいたいという意思表示の一つなのだろう。

 カトルがユリア王女の誘いを引き受けるとユリア王女は嬉しそうにカトルに抱き着いた。


「本当にこの子、甘えたい年頃なんだよね」


「そうだよー。 なのにあんな事があったからねー。 おかげで、あそこのツアーも中止になったし」


「あー、そういえば再開のツアーはあそこだったもんね」


 ユリア王女に抱きつかれているカトルを見ながら、他愛のない話でシエラとメルルは盛り上がったようだ。

 その後はノエルとシエラとユリア王女を交えてカトルは一緒にお絵かきをしたようだ。

 

 カトルの絵の出来は……、察してあげようではないか。



次回から不定期となります。

仕事上での精神的ストレスでかなり辛いので。


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