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クルル経由での報告

いいいサブタイが思い浮かばなかった……。

「本当に最近は『アリストクラット』残党絡みの話が多いね。 アイドルの誘拐もそうだったし、今度はノクターン魔法国でかぁ」


「担任が変わってから魔力が生まれつき優秀な貴族のみを教えようとしてたらしい」


「しかも、反発した生徒を無理やり外に飛ばしたみたいだよ」


「うわぁ……」


 クルルの家にお邪魔したカトルとメルル。

 二人はすぐにクルルに事の顛末を報告したのだ。

 なお、ノエルはカトルとメルルの家に先に帰り、シエラとお絵かきをしているとの事。

 報告を聞いたクルルは、額に手を当てながら呆れにも見えるような表情を見せた。


「それで、一応ジェフ国王様にノクターン魔法国の国王と話をするように伝えればいいんだね?」


「うん。 一応、ギルドの方からも伝えるとは言っていたけどね」


「分かった。 伝えに行くよ」


 そう言いながらクルルは、リビングから出ていく。

 ジェフ国王に報告をする為だろう。


「しかし、思った以上にあの件から逃れた残党が多いね」


「ああ、第二第三の『アリストクラット』を作るんじゃないかって懸念も抱えてる」


「奴らの目的は、反貴族主義国家を貴族主義にすり替える事だからねぇ」


「アイドルも邪魔だったらしいからな。 そして、ノクターン魔法国の魔法学校でもだ」


「禁忌の魔道具も使ってでも……だしねぇ」


 クルルが報告に行っている間に、カトルとメルルは改めて今までの事を話した。

 当初の『アリストクラット』壊滅依頼の時に多数の貴族主義を逮捕したが、そのどさくさで各地へ逃れた貴族主義の者がいた。

 そして、彼らは禁忌指定の魔道具を利用してでもベルセリアなどの反貴族主義国家を貴族主義に変える事を目指した。

 そのために邪魔な存在であった『アイドル』を卑劣な手段で消そうとしたり、貴族主義の思想の一つである生まれつき魔力が優秀な者のみを教えようとしているのだ。

 さらに貴族主義は、下の者からの批判や反発は受け付けない。

 逆らった者には相応の罰が下るというルールをねじ込もうとしているのだ。

 

 かつて、貴族主義が差別主義だという事を言ったのは、そういう選民思想が強いからだ。


「報告終わったよー。 国王様がノクターン魔法国に確認を取って来るって」


「ありがと、クルル」


「これでもこの『ホーエル』の村長だしね。 それで、あの東の湖付近で発見した男女のコンビは?」


「一応、ギルドの空き部屋に泊まってるよ」


「そっか。 明後日にはシオン王妃様が転移でこっちに来るから、事情聴取に協力してあげてって、明日その二人に伝えてくれるかな?」


「シオン王妃が来るのか」


「まぁ、諜報部隊の長としても看過できないよね。 分かった、明日の朝に伝えるよ」


「うん、お願いね」


 シオン王妃が転移でこの村に、飛ばされたノクターン魔法国出身の二人に事情聴取するために来るようだ。

 時間的には明後日の予定で、メルルはクルルに明日の朝に二人に伝えると約束してクルルの家を出た。


「ジェフも大変だな」


「そうだね。 シオン王妃も動くくらいだし、しかも友好国でだからねぇ」


「今はジェフの働きに賭けるしかないな」


「私達が動けるのは、ジェフ国王やギルドからの指示があってからだしね……」


 カトルとメルルがそう話しながら、自分達の家の中に入る。

 シエラとノエルが出迎えてくれ、四人で色々話をしてから就寝し、翌朝にはエルク達にシオン王妃からの事情聴取に協力して欲しいと伝えた。

 ギルドもそれに応じ、明後日以降にシオン王妃を迎えるための準備をすると言ったようだ。


 そして、さらに翌日。

 シオン王妃が転移でクルルの家の前に現れたのだ。



次回は諸事情により7月2日(土)の更新予定でございます。


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