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別国から来た男女二人……?

今回は短いです。

 アリストクラットの残党によるアイドル誘拐事件から早一週間が経過した。

 誘拐された少女がまだ精神的に危ういのでまだ『マジカルアイドル・ピュアキュア』の活動再開が見通せない以外は概ね平和な状況だ。

 その間はシエラは絵描きで時間を潰したりしており、時々ノエルとも一緒に絵描きをしている。


 そして今日のカトル達は、東の湖周辺のリザードマンを討伐する依頼を遂行していた。


「【スパーク】!」


「グギャアァァァァ!!」


「よし、こんなものか」


「うん、ノエルちゃんも魔法使いのレベルが上がってるから頼もしいよ」


「そうだね。 よくやったよ、ノエルちゃん」


「えへへ……♪」


 最後の一体のリザードマンをノエルの【スパーク】で止めを刺した。

 メルルはノエルの魔法使いとしての実力も上がっている事に喜びを感じ、カトルも頑張ってるノエルを頭を撫でながら褒めた。

 ノエルも褒められた上に頭を撫でて貰えたので嬉しそうな笑顔を見せている。


「さて、ギルドに報告しようか」


「そうだね。 これでしばらくはリザードマンは出てこないと思うしね」


「ん!」


 討伐依頼を完了し、報告の為にギルドに戻る三人。

 東の湖を出た所で、ノエルが不意に足を止めた。


「ノエルちゃん?」


「どうしたの?」


 ノエルが足を止めたのが気になったのか、カトルとメルルはどうしたのかと尋ねる。


「向こうに何か黒い影が見えた」


「え?」


 どうもノエルは森の道の外れに黒い影が見えたようだ。

 メルルも咄嗟にその付近を見る。


「本当だ。 しかもこれ人だよ。 二人いるね」


「あ、こっちに近づいてくる」


 カトルもノエルが指した場所を見た。

 メルルはノエルが見つけた黒い影が人型で二人いると判明し、こっちに近づいてきたようだ。


「わわっ!!」


 そして、二人の人間がこっちに現れたと同時に倒れたようだ。


「だ、大丈夫ですか!?」


「う、うぅ……」


 メルルとカトルが倒れた二人を心配する。

 どうも身なり的には男女の冒険者のようで、外傷はあまりないようだが、弱っている。

 女性の方は衣装からして魔法使い系なのだろう。

 男性の方はおそらくカトルと同じ剣士だと思われる。


「お……」


「ん?」


 その女性の方が何かを口に出そうとしていたようで、三人は耳を傾ける。


「お腹……空いた……」


 どうも女性の言葉から、空腹で彷徨っていたようだ。

 少し呆れ気味になったのだが、流石に放っておくことは出来ない。


「ギルドに運んでおこう。 メルルはその女性を背負ってくれ」


「うん。 ノエルちゃん、私に腕力強化の魔法を掛けて」


「分かった」


 カトルが男性を背負い、メルルもノエルの腕力強化の魔法の力を得て女性を背負う。

 ひとまずギルドで事情を説明して、ご飯を食べさせてやらないといけない。

 そうしなければ事情聴取すらままならないだろう。


「でも、この女性の衣装からして……あの『ノクターン魔法国』の魔法衣装だね」


「という事はこの二人は……」


「多分、『ノクターン魔法国』から来たんだろうね。 でも、何でこの場所に彷徨ってたのだろうね」


「とにかく飯を食べさせてから話を聞いたほうがいいな」


 三人はノクターン魔法国から来たであろう二人を背負いながらホーエルのギルドへと急いだのだった。


 

次回は諸事情により6月4日(土)の更新予定でございます。


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