第二話:新しい仲間
「来なさい…大精霊『ハナミヅキ』!」
ルーチェがそう言うと、巨大な水色の魔法陣が展開された。そして、その魔法陣から出てきたのは…
「はーい!大精霊『ハナミヅキ』でーす☆」
超軽めの銀髪美少女だった。
「こ、こいつが大精霊…?」
「ええ、そうよ」
「はぁぁぁぁぁ!?ただのモデル体型の高身長&スタイル抜群美少女にしか見えないんですけどぉ!?」
その通りである。普通に見れば、ただのモデル体型の高身長&スタイル抜群美少女である。直視するのがもはや眩しい。
「なんかー、そこのお姉さんに呼ばれてきちゃいました!テヘッ☆」
「ぐはっ…!破壊力が高すぎるぜ、畜生…」
やおきの中では謎の攻防戦が繰り広げられていた。
「そんな事より!あたしを召喚したお姉さん!契約内容は何ですか!?」
「それは…私たちを命がけで守る!つまり、ボーディーガードになってもらうわよ!」
「了解です☆」
ハナミヅキはピースをして、返事をした。
(やべぇ…普通にタイプ過ぎる!)
やおきの謎の攻防戦は変わらず、続いていた。二人の美少女に囲まれているのだから普通の男子では耐えきれないだろう。
「んな事よりさぁ…金だよ、金。金がねぇんだよ」
やおきは話を仕切りなおすと、突如として金の話をし始めた。
「というわけで!クエスト受けましょう!最低でも20Gは稼ぐぞ!」
そして、1時間後。悩みに悩んだ結果『ブルークラスト50体の討伐』というクエストになった。報酬金は120Gである。
「ちょ、ちょっと待って!?ブルークラスト50体!?ブルークラストって水魔獣だと最強よ!?しかもそれを50体だなんて…」
「そっか、ルーチェは俺の能力をまだ見てないもんな…んじゃあ、行きますか」
頭を抱えるルーチェを無視して、やおきはブルークラストの群れへ向かった。
「自画自賛!」
説明しよう。自画自賛とは、自分で自分の行為、作品、能力を褒めることである。
「てか、俺の能力強すぎじゃね!?そんで、俺も覚えてるの凄すぎるだろ!」
唐突にやおきは自分を褒め始めた。
「よし…」
やおきから物凄い量のオーラが溢れ出す。これこそ自画自賛パワー(?)である。
「更に…天地無用!」
説明しよう。天地無用とは、上下を気にしなくてよい…ではなく、荷物を運ぶ際に上下を逆さまにしてはいけないという意味である。ここは間違いやすい。
「今回運ぶのは…ハナミヅキのマナだ!」
やおきがハナミヅキの大量のマナを運ぶと、ブルークラストにぶつけた。すると、ピカッと緑色の光が輝き…ブルークラスト50体が消えた。
「よしっ!討伐完了!」
「ま、待ちなさーい!!!!!どうして、それだけで倒せるのよ!?」
「いや、だって自画自賛で超バフかけて、マナ投げつけたらそりゃあそうなるだろ」
「どういう理屈よ…」
超謎理論を放つやおきであった…




