おかえりなさい 後編
さて結局?
執務室にいた全員で御食事に向かう事になってます。
総勢十二名も…ですけど?お店は大丈夫でしょうか?
ゆっくりと、歩いて移動していますが、
皆さんずう〜っと、話してますね。
そして、ずっと笑ってます。私も楽しいです。
まるで子供の頃に返ったような、この雰囲気がそうさせるのか?
とにかく楽しいのですよ。
ヘンリエッタ様のいう特別なお店?は、
なんと公園でした。
「ついたわよ〜」っというヘンリエッタ様の声に、皆さんキョトーン…って、なってますね。
ええ、勿論私も。
入口を少し入ったら屋台が有りまして…
「こんばんは、チャイ君、全部で十二人よ、宜しくね?」
ヘンリエッタ様が、屋台の方とそうお話になったのですが…
「ああ、姉ちゃん久しぶり。十二人だね…了解!」
お姉ちゃん?ああ、この方も、王様が助けた…
さっきの屋台の男の方と、更にもう一人が、折りたたみの椅子とテーブルを出していって、
それこそあっという間に、私達の席が出来ました。
ところでここ、なんのお店かな?
特に注文も聞かれて居ないし…そう思っていたらば、御食事が来ました。
大きなお鍋にはなにかかしら?…なにかが煮られてます。
そして、大皿が次から次へ運ばれて来ますね?
大皿には、串に刺された色んなものが…お肉や野菜…お魚も?
沢山乗せられてて…
「はい、皆さん注目!コチラのお鍋には、チーズが入っています。そこに、この串をくぐらせてお召し上がり下さいませ。おっと、二度づけは禁止ですからね?」店員さんの説明がありましたが…
コチラのお料理は、チーズフォンデュ、って言うそうですよ。
やはりというか…これも王様が考案されたお料理だそうですね。
つまりもう、間違い無く美味しいと…そういう事ですね。
では、頂きます。「「頂きまーすっ!!」」
まずはお肉かな?どれどれ…チーズを…
「エトラン?こーやってね、すくった串を、クルクル回すと良いのよ」ヘンリエッタ様が教えて下さいました…なる程。
じゃあ…チーズをつけて、クルクル回して、
パクっと。うん、美味しい。チーズの塩味がいい感じですね。
こうやって頂くと、普通のお野菜も美味しいですね。
皆さん、すごい勢いですね?
串なので、多少お行儀が悪くっても、さほど気にならないですし、
串を持ったじょうたいでも、話しながら御食事出来るのも良いですね。
ホント、子供の頃に戻った気分で楽しいです。
追加の串もどんどん来ますが、
ソフィア様達が、すごい勢いで消費していってますね…
蝗害のあとだし、やはりアーラントのお食事は、皆さん物足りなかったんでしょうね。
ええ、判りますよその気持ち。
色んなお話が飛び交って、皆さんずっと笑ってます。特にヘンリエッタ様がずっと楽しそうにされてるのが、とても印象的ですね。
その、最大に盛り上がってたトークテーマ…
エルドン騎士長さんに、イタズラを仕掛けると、
そういった、悪い計画なのですが…
聞いてるだけで笑ってしまうくらい…
よくもまあ、次から次へそんなイタズラを思いつきますね?
しかも?
ヘンリエッタ様主導で、それらが全て実行されるようです。
なんなら?王様の許可を取り付けるって、ヘンリエッタ様は仰ってますが…
ええ…王様は許すと思いますね…確実に。
しかもきっと、全力でノッてくると思われます。
下手すると、全軍巻き込んだり…するかもしれませんね…既に恐ろしい事になってますが…
酔った勢いとはいえ?酷いです…ご愁傷さまです、騎士長さん…
どうぞ安らかに…って、それは違うか?アハハハ…
まあ今回は、騎士長さんの自業自得なトコも有りますからね…
今頃、騎士長さんはなにをされているか知りませんが…
世界のどこかで、まさか自分を貶める計画が着々と話されているなんて、
きっと夢にも思ってないでしょうね。
ええ、ホントお気の毒です。
そうですよ、女ってホント、集まると怖いんですよ…
しかも?大体この手の話しは、女同士だと結束が強まってしまう傾向が有るのですよ…
どうか頑張って欲しい…私はただ祈るのみです。
え?勿論、私はお助けは出来かねます。
女の友情が優先ですからね。




