巫女服の女の子
二日目、お父さんとお母さんは僕を東京ドームシティに連れて行ってくれた。着いた瞬間、目がぱっと輝くのがわかった。想像していたよりずっと大きな場所で、白い巨大なドームが、周りのビルの間に落とされた大きな卵みたいに空へそびえていた。数え切れないほどの乗り物、ゲーム、あらゆるものを売る店が目の前に広がっていて、色とりどりの看板が、どの方向でも僕の注意を奪い合っていた。
ジェットコースターのレールは、近くのビルとビルの隙間を縫うようにカーブしながら伸びていて、頭上を通過する車両からは、乗っている人たちの叫び声が街の上に響いていた。正直、どこを最初に見ればいいのかわからなくて、頭が一つのアトラクションから次のアトラクションへとくるくる動いていた。
「そんなに走らないの、ギラン」隣で追いつこうとしながら、お父さんが笑って言った。「そんな風に走り回ってたら疲れちゃうぞ」
「はーい!」
そう言いながらも、僕はお父さんの手を引っ張って、最初に目についた乗り物へと向かった。スニーカーが舗道を叩く音を立てながら、他の家族の間を縫って進んだ。その日はまるごと、素晴らしい一日になった。お父さんと一緒にたくさんのゲームに挑戦して、人混みをかき分けながら次々と新しいアトラクションを目指した。どこかの屋台からは、甘さと燻製の香りが混ざった焼き物の匂いが漂ってきた。
時々、お父さんと点数を競い合った。選んだ機械で少しでも高いスコアを狙って、数字が上がるたびに前のめりになって真剣に見つめた。僕が負けるたびに、お父さんは僕の髪をくしゃっと撫でて、がっかりした顔を見て温かく笑った。僕が勝つたびに、両腕を空に向かってまっすぐ突き上げて、大声で喜んで、周りの人たちが微笑ましそうにこちらを見た。
「やった!ギランの勝ち!」
「あー、今回はお父さんの負けみたいだな」
「へへへ」
お母さんはずっと笑顔で、僕たちがゲームからゲームへ移動するたびに何枚も写真を撮っていた。スマホを高く掲げて、後ろに輝く光まで一緒に収めようとしていた。時々、お母さんも自分から参加して、意外なほどの熱意で何回か挑戦していた。狙いを完全に外すたびに、声を出して笑っていた。振り返ってみると、東京にいる間、東京ドームシティは僕にとって一番好きな場所になった。
チームラボも確かに美しかった。花が足元で形を変える様子は、まるで誰かの見ている夢の中に足を踏み入れたみたいだった。ジョイポリスもわくわくした。ずっとゲームの中でしか見たことのなかったソニックや他のセガのキャラクターを、ついに自分の目で見ることができたから。それでもなぜか、記憶の中では東京ドームシティが一番上にあった。光よりも笑い声に満ちていて、もっとにぎやかで、もっと温かかった。
たぶん、それは一日のほとんどを、お父さんとお母さんと一緒に遊べたからだと思う。遠くから静かに見ているんじゃなくて、笑いと競争が、午後のあらゆる隅を満たしていたから。正直、この一日をそんなにすぐ終わらせたくなかった。空の外が少しずつ暗くなっていくのを見ながら、わざと歩く速さを緩めたくらいだった。
電車がある駅に止まったとき、窓の外に神社が見えた。白と赤の服を着た何人かの女の人たちが、その外に立っていた。
あの服、見覚えがある。
羽田駅で会った女の子が着ていた服に似ている。
「お母さん」
「ん?」
「あの服って何?」
お母さんは、僕の指す先、ホームの外にある建物を目で追った。「ああ、あれは巫女服っていうのよ」
「巫女?」
「そう。巫女っていうのは、日本の神社で働く人たちのことなの。だいたい神社の敷地の手入れをしたり、お参りに来た人を手伝ったりするのよ」
電車がゆっくりと駅を離れていく間、僕はまた窓の方に向き直った。建物やホームが次々と流れていって、神社は屋根の向こうにどんどん小さくなって、やがて見えなくなった。
つまり……羽田駅であの女の子が着ていた服も、巫女服だったってことなんだ。
彼女の顔が、頭の中にまた浮かんできた。まるでついさっき見たばかりのように、はっきりと。最初から最後まで、彼女の表情は完全に平らなままだった。ほんの少しの温かさも感じられなかった。一度も笑わなかった。あの出会いの間、一瞬たりとも。それでも、年齢は僕とそれほど離れていないはずだった。少し上か、少し下くらい。
さらに考えてみても、彼女が嬉しそうにしている姿を、一度も思い出せなかった。ただ黙って立って、まばたきもせずに僕をまっすぐ見つめていて、その静けさは、どんな言葉よりも重く感じられた。
これは僕の勘違いなのかな、それとも彼女は本当に、笑うことが嫌いなのかな。
それとも……何かがあって、いつもあんなに悲しそうな顔になったのかな。
窓の外をじっと見つめ続けた。暗くなっていく景色の上に、自分のうっすらとした反射が重なっていた。もしいつか、もう一度彼女と会えたらどうなるだろうと、想像してみた。もしそうなったら、この二日間お父さんやお母さんとしてきたみたいに、一緒に遊ぼうって誘いたいと思った。
彼女をチームラボに連れて行きたかった。あの光る床の上で、僕の足元がそうだったように、彼女の足元でも花が形を変えて咲いていくのを見せてあげたかった。ジョイポリスにも連れて行きたかった。自分の目でソニックを見て、お父さんと僕がやったゲームをいくつか試してみてもらいたかった。
もしそのどれにも興味を持ってもらえなかったとしても、東京ドームシティに行けばいい。一緒にあのジェットコースターに乗ったり、お父さんと僕がいつもやっていたみたいに、点数を競い合ったりすればいい。あそこで僕が楽しんだような乗り物やゲームに囲まれたら、彼女ももっと笑ってくれるんじゃないかって、なぜかそんな気がした。彼女が笑っているところを想像するだけで、胸の中に静かに温かいものが広がった。
それでも、僕はただ小さくため息をついただけだった。息が、冷たい窓ガラスにうっすらと曇った。彼女の名前さえ知らなかった。あのホームから消えたあと、どこへ行ったのかも、もう一度現れるのかどうかも、まったくわからなかった。確かなのはただ一つ、あの日から、彼女を一度も見ていないということだけだった。
電車は僕の下でかすかに揺れながら、あの駅と、そこに残る記憶から、僕たちをさらに遠ざけていった。外では、空が深いオレンジと紫の色合いに変わり始めていて、夕方が街全体に完全に落ち着くにつれて、街灯が一つずつ灯っていった。
お母さんは僕の隣に座って、時々こちらに柔らかく、興味深そうな視線を向けていた。それでも、僕が何を考えているのかは尋ねてこなかった。お父さんは自分の側の窓の外を静かに見つめていて、両手は膝の上にゆったりと置かれていた。何か自分自身の考えに沈んでいるようで、流れていく光の反射が、その顔の上をゆっくりと滑っていった。
冷たいガラスに、そっと頭をもたせかけた。光と影の筋になって流れていく東京の景色を眺めながら。東京ドームシティの興奮の下、笑い声やゲーム、お母さんがその日ずっと撮っていた写真の下で、あの女の子の静かで読み取れない顔が、何度も何度も浮かび上がってきた。もっと楽しいことを考えようとどんなに頑張っても、完全に消えてはくれなかった。
いつか、本当にまた会えるかもしれない。
そのときは、絶対に一度でも彼女を笑わせてみせる。




