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何をしても人口が減らない王国  作者: りょう
第一章 人口5桁
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3/8

滅茶苦茶な法律を作ったのに、人口が1万人増えた

前回のあらすじ

他国から戦争を仕掛けられたインクリース王国。しかし、なぜかその王国の人口が増えた。3回目には、自分から戦争を仕掛けたが、逆に相手の方から人がやってきて、住民になり、結果、15か月の間に人口が31.7%(15850人)増加したという。

タルト王様は、以下のように考えた。

タルト「まずいな…このままでは単純に同じ割合で増えるとするなら増歴100年には、10億倍以上になってしまう!なんとか人口増加を抑えないと!そうだ!滅茶苦茶(めちゃくちゃ)な法律を定めよう!そうすればどんどん人が出ていくだろう。」


こうして、タルトによって、以下の法律が定められた。

・国の中で、100の村を作り、村ごとに村役場を置く。

・村の中で、村長を1人、村役員を30人、村役場の人として就く。

・それ以外は全員百姓とし、米を育てよ。

・育てた米の50%を村役場に寄付し、そのうちの50%を王に寄付せよ。

・ただし、王に寄付した米は、70%を他国に輸出する。

・村役場に寄付された米のうち、25%は村長のものである。

これらの法律は、増歴6年1月から施行されるようだ。


村役員の人が食べれる米の量は、百姓の5倍で、村長は村役員の30倍、王は村長の2倍である。

タルト「こんな理不尽な感じにすれば人口が減るぞー。」


増歴6年1月、役職の決め合いが起きていた。

A「僕が村長になる!」

B「いや、僕が村長だ!」

村の間でざわめきが起こる。


そして1か月後ー。

タルト「よし順調だ。どんどん人口が減ってきてる。今の人口は62,000人だけど…。最近減ってなくないか?なぜか近くの村からパンが大量に届いてるし…。」

ガゼル「タルト様!たくさんの人が王の城に来ています!」

タルト「おっと?これは大問題では?人口一気に減るんじゃない?」

ドアを開くと、そこにはたくさんの人がいた。


???「私は、ブレッダーという国の首長であり、この人たちが移民です。」

タルト「え!?」

ブレッダー首長「あなたの国で、パンを大量生産しているそうですね。しかも国民たちが平等にパンを食べれる世界で、平穏な生活をしているということで、平和度がとても高く、戦争も全く起こっていないそうですね。羨ましいです。ぜひあなたの国に住民登録させてください!こちら8,900枚の住民登録手続きの紙です!必要事項は全て記入しました!」

タルト「え!?どうしてですか?」

ブレッダー首長「国の様子を確認してみてください。」


王様はとある村を確認してみた。すると、やはり米ではなく、パンを作っていた。そのため、パンについての生産量の規定はなかったため、食べたい人がパンを食べていた。

タルト「えーー!?!?!?米の寄付する量とか定めたら、パン作られてもうたんだけどーー!まさか他の村でも…。」

王様は他の村を確認した。すると案の定、全ての村でパンを生産していた。おそらく、ある村で、パンの作り方を編み出し、全ての村に浸透したのだろう。


増歴6年2月時点で、人口は、70,900人だった。


タルト「くそ、パン作りが浸透したせいで人口が減るどころが、法律施行前より5,050人増えてたんだが!?仕方ない、次の法律だ!」


今度は、タルトは以下のような法律を定めた。

・今までのお米の量に関するルールは撤廃する。その代わり、1年のうち、奇数月は、王様の城の近くで働くこと。

・王様の城とあなたの村の往復するときの交通費は全額自己負担とする。


タルト「よしよし、6往復させればだいぶお金の負担になるぞ!!!」


増歴6年5月、その法律が施行された。

国民1「移動でめちゃくちゃ金が減った…。」

タルト「よしよし、順調だ!!!こうしているうちにお金がどんどんなくなっていって、王国から人が出ていくぞー」

タルトはそう考えた。


3か月後、見ると、全然人が減っていなかった。むしろ、王の城の近くに密集していた。

国民2「いやー、やっぱり交通費が削減されるなー。」

そして人がやってきた。

他国の人「あなたの国はとても栄えている部分があって、とても生活水準が高く、平和で安定してそうで素晴らしいです!どうか僕たちも住まわせてください!7,500枚の住民登録の紙です!」

タルト「嘘やろ!?王様のしろと村を往復させたらむしろ引っ越して、王の城の近くが都会になったんだけど!?」


増歴6年8月時点で、人口は78,400人になっていた。減るどころが、むしろ増えまくったのだ。


だがタルトは、諦めなかった。滅茶苦茶な法律に関する最後の手段を考える。

・あなたが元々住んでいた村に帰ること。

・王の城戸とを往復する必要もない。

・家の屋根を全て撤去すること。


増歴6年10月、その法律が施行された。


タルト「こうすれば、雨降った時終わるし、交通費はもういいとして、雨降った時居場所がなくなって人が出ていくぞ!」

タルトは期待していた。


数日後、雨が降った。

タルト「お!雨降った!これで人口減るのでは?」

タルトは数日経っても期待していた。


次の日、雨が上がり、人口を調べた。しかし、見ると、人が減っていなかった。

タルトは王子ガゼルに聞く。

タルト「ガゼル、どうして人が出ていかなかった?」

ガゼル「雨が降った時、みんな木の下で雨宿りしていたそうです。ご飯は、雨降った時のために持参していたようです。米やパンを。」


その時、王室のドアのノック音がまた聞こえた。

開けると、やはり紙を持っている人だった。

???「他国からの人です。あなたの国には木がたくさん生えているということで、この王国に住まわせてください!こちら住民登録の手続きの紙です!」

タルト「嘘!?屋根を撤去させたら自然に戻って、住みやすくなって人口が増えたんだけど!?」


結局人口は増えてしまった。

増歴6年10月現在、増歴5年5月から人口が22.7%増だった。

現在の人口:80,800人

100,000人(第一章完結)まであと19,200人

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