アクトの襲撃2
俺たちは、南に向かったが、どうも敵の動きに一貫性が無いというか、統率が取れていなかった。
まるで、ばらばらの盗人が一気に攻めてきて、好きなように暴れている感じだった。
「動きがおかしいが、今は倒していくしかない」
「うん」
「シン、こっちに来てくれ!敵に押されてるんだ」
「分かった」
俺とエステルは、どんどん敵を倒していった。
「ここにいる敵は倒したな。」
エステルの息が上がっていた。
「エステルは、もう少し抑えて動こう。」
「うん」
孤児院の辺りの方角で火事が起きている!
俺は嫌な予感がした。
俺は孤児院に向かおうとした。
その時、
「シン、こっちを助けてくれ!!」
「でも孤児院の方で火事が起きている!いやな予感がするんだ!」
「シン、今こっちで人が死んでるんだ。来てくれ。」
俺はやむなく、援軍へと向かった。
その頃、アクトは、町を歩いていた。後ろにはたくさんの取り巻きが居た。
「へへへへへ!ざまあみろ!この後、シンとエステルを殺す。いや、シンの前でエステルを犯してやろう。エステルは、気が済むまで犯して、殴って、俺の奴隷にしてやっても良い。その後は、ジークとレナだ、はははは!最初からこうすればよかったんだ!!」
「まずはエステルを動けなくして、次にシンだな!あいつらの苦しそうな顔が目に浮かぶな!」
アクトは孤児院の前で足を止めた。
そういえば、ここの院長は、俺がレナに近づかないように、何度も邪魔をしていたな。
取り巻きを待機させて、
アクトは孤児院の中に入っていった。
中に入ると、子供の泣き声がした。
そっちか!くそばばあ!
子供を鳴き声の方に進んでいくと、
孤児院の院長が、包丁を両手で持って立っていた。
「子供に手を出すのは辞めなさい!!」
「安心しろ。手は出さねえよ!子供にはな!!!」
アクトが大剣を突き刺す。
俺たちが敵を一通り倒すと、さらにほかの場所から助けの声が届いた。
「シン、孤児院に行ってきて。私も孤児院が心配」
「すまない。様子を見たらすぐ戻ってくる」
俺は孤児院に向かった。
良かった。火事になってはいない。
中に入ると、・・・・・様子がおかしかった。
大人が数人いて、血の匂いがした。
俺は血の匂いのする方向へ走った。
大人は、「来ちゃいけない。見るな」
と言って俺が行くのを止めようとした。
俺はそれを無視して血の匂いのする方へ向かった。
人らしきものが倒れていて、そこにはシーツが掛けられていた。
いやな予感がした。俺はシーツをつかみ取った。
「院長・・せんせい。」
エステルは、みんなと一緒に敵を倒していた。
そこにありえない人間が居た。
アクト!!
アクト「エステル!まずはお前からだ!今から俺に倒されるんだよ!どんな気分だ?ははははは!」
エステル「・・・・」
アクト「野郎ども!あの女以外皆殺しにしろ!」
そういってアクトはエステルに向かって走り出した。
周りのみんなが殺されていく!
でも、足が思うように動かない!アクトが居る恐怖で、エステルの動きは明らかに悪くなっていた。
アクトがエステルに大剣で切りつける。
エステルは何とか後ろにジャンプするが、避けきれず左腕から血を流す。
アクトは大剣の刃が無い部分で何度も何度も切り付けてきた。
エステルは、腕、わき腹、太ももに攻撃を食らい、片膝をついた。
そのタイミングでアクトは、エステルの顔を蹴りつけた。
アクトは大剣を置き、エステルに馬乗りになり、何度も何度も殴りつけた。
エステルの恐怖がさらに強くなった。
バキ!
「あぐ!」
バキ!
「んあ!」
バキ!
「ぎい!」
バキ!
アクトは、エステルが反応しなくなるまで殴り続けた。
その頃
「レオ、アクトの姿が目撃された!場所は南広場だ!」
「なんだと!アクトか、俺たちはすぐ現場に向かう!出来るだけ援軍をそこに集めてくれ!」
「分かった」
孤児院の前
「シン、頼む、来てくれ!アクトが、アクトが居るんだ!エステルが危ない!」
「そうか、あいつか。院長を殺したのはあいつだ。今はエステルが危なくなっている!!」
南広場
レオの隊とシンはほぼ同時に集まっていた。
アクト「よお。シン!ようやく来たか!」
そういうと、アクトは、エステルの髪を掴んで、シンに見せつけた。
アクト「お前らには俺の手下と戦ってもらう。良いか!逃げんじゃねーぞ!逃げたらこいつを殺す!」
アクトの仲間が口をはさんできた。
「誰がお前の手下だって!!調子に乗んなよ!!」
アクトはその男を切り捨てた。
「おりゃあ!」ザシュ!!!
アクト「おいおめーら!!死にたくなかったら全力でやれよ!!早く行けよ!!」
アクトの取り巻きは一斉にこちらに向かってきた。
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