どんどんレベルアップ
俺たちはダンジョンの20階へと来ていた。
「出来れば、23階まで行きたい」
「うん」
「エステルのレベルが40で、俺が54か。どっちもレベル5くらいは上げたいな。」
「シンについてく」
正直20階は余裕でキャンプできる。でも、20階から慣らしていくのだ。
エステルは今回憑依を使っていない。
エステル自身のレベルを上げるためだ。
憑依中はエステルに経験値が入らないのでたまにはこういうのも必要なのだ。
「魔物呼び!」
100体以上の魔物が現れたが、前より余裕で倒せた。
俺自身のレベルが上がったのもあるが、新しく覚えたスキルの効果が地味に効いていた。
効果が出てるっぽいのはこの2つのスキル
ステップLV4: 近接攻撃の命中率と、すべての回避率を4%上昇させる。
敏捷アップLV4: 敏捷値を8%上昇させる。
「この調子で魔物を狩ろう」
その日の夜
キャンプだ。
エステルは、肉と野菜を切って、鉄網の上で焼いていった。
ちなみに今回は、薪ではなく炭で火を起こしている。
味付けはただ塩を振っただけのものだが、野菜の甘みと肉のうまみがあるのでこれで十分おいしい。
「エステル、肉の切り方が良い感じだね。歯ごたえがあっておいしい。」
「良かった」
エステルは嬉しそうに肉を食べていた。
エステルがテントで眠った後俺は、魔物を狩り続けた。
回復系のスキルを多く持っているので、3時間も寝れば十分だった。
次の日は21階、その次の日は22階と魔物を狩ったが、22階に来ると、魔物の数が多くなってきていた。
「何日か22階にとどまろう。魔物の数が多い。」
「うん」
こうして俺たちは修行を続けた。
シン
レベル54→57
ステップLV4→5
敏捷アップLV4→5
_______________________________
シン 13歳 男 レベル 57
スキル
ストレージLV10・超人LV10・自動回復(全)LV10・
服(全)LV10・採取LV10・暗視LV10・
魔物呼びLV10・ステップLV5・状態異常耐性LV4
敏捷アップLV5・スタミナアップLV4
_______________________________
エステル
レベル40→41
______________________________
エステル 12歳 女 レベル 41
スキル
魔装LV10・HP自動回復LV10・憑依LV10
憑依強化LV2
______________________________
「シン、レベルアップのスピードが速い。すごい。」
「うーん、そうかな?もしかしたら、スキルをたくさん覚えた効果が出ているのかな?」
「やっぱり、シンは特別」
「どうだろ?多分ジーク達の方がレベルは高いんじゃないかな?」
「すぐに追い越す。シンはすごい人。」
「まあそれはともかくとして、明日は23階に行こう。23階は、前に二人で行って、逃げてきたけど。前よりは楽に行けると思うんだ。」
「うん、行こう」
「魔物の群れが出てきたら、俺が前に出て敵をひきつけるから、エステルはその間に魔物を倒していく感じにしたい。」
「うん。やってみる。」
「今日はご飯にして休もう。」
エステルは、フライパンを温めて、大きなベーコンと卵を焼いた。
においも良いが、フライパンからじゅくじゅくという卵が焼けている音も食欲をそそった。
焼き立てのパンを俺が取り出すと、切って一緒に
器に盛りつけてくれた。
「エステル。ありがとう」
俺はもぐもぐと食べ始めると、エステルは牛乳を火にかけ始めた。
丁度俺が飲みたくなるタイミングを計算している感じがする。
俺が食べ終わったタイミングでエステルは牛乳を手渡してきた。
「ありがとう。」
はじめは、ボッチキャンプをしたいと思っていたけど、色々あって、
エステルとキャンプしている。
エステルと一緒のキャンプに俺は心地よさを感じていた。
次の日の23階
「前俺たちが逃げ出したあたりに向かおう。」
そう言って目的地に向かうと、やはりうさぎが出てきた。
ボスが仲間を呼び寄せた。
「ぐおおおおおおおお!!」
ボスが5体。
雑魚が150体くらい?か。
前より多いな、でも
「エステル、倒そう。」
「うん」
仲間を呼び寄せるボスを速攻で倒しに行こうとするが、案の定他のうさぎに囲まれた。ここまでは前と同じ。
だが、俺は前よりも早く、少ない手数でうさぎを倒していく。
ボスが迫って来るが、ナイフを何度も突き刺し、周りから攻撃を受けそうになっても、ステップやカウンターで仕留めていく。
俺は確かな手ごたえを感じていた。
「あ、これ余裕で勝てるやつ。」
俺は確実に迫ってくる魔物を倒していく。
エステルが囲まれそうになると、エステルの周りにいる魔物を速攻で倒しに行った。
ボスの数を3体、2体とどんどん減らしていく。
ボスが残り1体。雑魚が50体程度になったタイミングで、俺は仲間を呼ぶ
ボスに突撃を仕掛けた。
ボスは構わず仲間を呼び続けながら応戦したが、俺があっという間にナイフを何度も何度も突き刺し倒した。
後は残ったうさぎをただ倒すだけだった。
戦闘が終わると俺たちはハイタッチをした。
「余裕だったな!」
「シンのおかげ」
「よし、決めた、23階でキャンプだ」
「うん」
こうして俺たちはレベルを上げていった。
シン
レベル57→60
ステップLV5→6
スタミナアップLV4→5
_______________________________
シン 14才 男 レベル 60
スキル
ストレージLV10・超人LV10・自動回復(全)LV10・
服(全)LV10・採取LV10・暗視LV10・
魔物呼びLV10・ステップLV6・状態異常耐性LV4
敏捷アップLV6・スタミナアップLV5
_______________________________
エステル
レベル41→43
______________________________
エステル 12才 女 レベル 43
スキル
魔装LV10・HP自動回復LV10・憑依LV10
憑依強化LV2
______________________________
「もう14才か。」
「シン、おめでとう」
「エステルも冬生まれだからそろそろ13才だね」
「うん」
「どっちも誕生日か、鍛冶屋でナイフを買い替えようか。このくらいのぜいたくは良いよね!」
「いったん帰る?」
「うん、帰ろう。」
その少し前、アクトが居る鉱山。
アクト「俺はこんなところに居る人間じゃない!!くっそくそくそ!!」
そんなアクトに声をかけるものが居た。
「アクトのダンナ、ダンナは、見た所かなり名のある冒険者とお見受けしやす。」
アクト「ん?お前中々見どころがあるな。」
「どうもです。へへ、あっしはフェイクと言います。お見知りおきを。」
ペコっと頭を下げた。
フェイク「それでアクトのダンナ、相談がありやす。実は、この牢屋のカギ開けられるかもしれねーんです。ですがあっしは非力な凡人。そこで有能なアクトさんにお願いしたいんですが、その力であっしとその仲間を助けて欲しいんです。」
アクト「助けるというのは?カギを開けた後の事か?」
フェイク「さすが旦那、鍵を開けた後に見張りを倒してほしいんでさー。あっしらはダンナと同じ無実の罪で捕まったもんです。どうかあっしらの英雄になてほしいんでさー。」
アクト「やってやっても良い。それに、ここを出た後は考えがある。」
フェイク「なんでしょう?あっしは何年もここに居て、外の事は点でわからねーんです。」
アクト「実はな、スノーフィールドだが、今Cランク以上の冒険者が北のダンジョンに遠征している最中だ。しかも最近スタンビートが起きて、あそこは戦える奴が少なくなってる。みんなを助けた後は、そこから物資を調達できる」
フェイク「さすがです。ダンナ。鍵開けは全力でやりとげてみせまさー。後はお願いします。」
アクト「任せておけ」
くっくっく!俺にも運が向いてきたな。スノーフィールドのやつら!俺をこけにした報いを受けろ!
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