エステルとシンの作戦会議
「次どうするか作戦会議をしよう。まずは現状把握だけど、今のステータスをお互いに見せ合いたいけど良い?」
「うん」
まず俺から。ステータス開示
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シン 13歳 男 レベル 20
スキル
ストレージLV10・超人LV10・HP自動回復LV10・
スタミナ自動回復LV10・状態異常自動回復LV10・服(全)LV10・
採取LV5・暗視LV4・MP自動回復LV3・魔物呼びLV4
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エステル「ステータス開示」
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エステル 12歳 女 レベル 28
スキル
魔装LV8・HP自動回復LV7
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「ん?エステル。HP自動回復LV7って、なんか修行でもしてたの?」
「してない。」
「レベル20になった時に取ったスキルがLV7って高すぎる気がする」
HP自動回復は俺も持ってるけど、何度も何度もHPを削って、苦しい修行をしてやっとLV10に持ってきた。明らかに不自然だ。
「アクトと一緒の時、壁役やってた」
「アクト・・・エステルを盾にして自分は安全な所から魔物を切り付けてたな。」
「うん」
「もしかして、死にかけたことが何回か無い?」
「ある」
エステルを隔離して良かった。
「・・・・後は魔装のスキルなんだけど、これって確か戦闘スキルじゃ無かったよね?」
最初に持っているスキルが戦闘スキルじゃないのは、俺以外に初めて見たな。
ただ、魔装は戦闘力があるから、戦闘が出来ないわけでもない。
「うん」
「LV10まで上げると、筋力20%アップ・敏捷20%アップ・ダメージ20%減少で、それなりに色々強くなる分、戦闘スキルに比べると攻撃力は控えめな感じの印象であってるかな?」
「あってると思う。」
「エステルの使用武器はナイフで良いんだよね?」
「うん」
エステルは、会話が止まったタイミングを見計らって口を開いた。
「シン、スキルがすごい。」
「う、うん。スキルの数はね」
「シンは、この街で一番強くなる。」
「うーん?そうかなー?」
「なる」
俺は恥ずかしくなって話題を変えた。
「所で、アクトのレベルとかスキルってわかる?」
「アクト、スキルは大剣と狂化」
「狂化!使うと興奮状態になってたまに味方を攻撃してしまうあの?」
「うん」
アクトやばいな。普通ソロでもなきゃ取らないスキルなんだけど。
「アクトのレベルは分かる?」
「分からないけど、今は40前後だと思う。」
「エステルがレベル28でアクトが40だとしたら、アクトだけが魔物を倒すような感じになってるね。アクトはエステルに寄生してたな。」
「エステル、ちょっと考えさせてね。」
「うん」
アクトに追いかけられた時、俺は危なく捕まりそうになった。
原因はレベル差か。
俺のレベルが20
エステルが28
アクトはたぶん40前後
最近俺は、スキルLVを優先で上げて、ついでに魔物を倒してお金を稼ぐ感じにしてたけど、
もっとステータスレベルを上げないとまずい気がする。まずは俺のレベルを30にしよう。
「俺は、自分のレベルを30に上げるのを優先しようと思う。エステルはこれをしたいとかあるかな?」
「シンはどうすれば良いと思う?」
「エステルは、スキルLVとレベル両方を上げて、レベル30以上、スキル2つカンストを目指すのが良いかな?」
「そうする」
となると、もっと上の階に行った方が良いな。
ソロの場合だと、感覚的に俺のレベル×0.4 の階層なら、問題無く魔物を狩っていける。
例えば俺のレベルが10なら4階までは余裕で生活できる。今20だから8階まで行ける。エステルと二人なら、もっと上でも大丈夫かもしれないけど・・・・
「まずは8階に行って様子を見ようか。」
「うん」
8階で一日キャンプしてみて問題無かった俺たちは、早速10階へと向かった。
そのころアクトは、
「くそ!なんで俺が牢屋に入らねーと悪いんだよ!!」
アクトはシンとエステルを追う時に、多くの町の人間を突き飛ばし、兵士を振り払ったことで、町の人間をさらに敵に回した。このことでアクトの暴力事件などのタレコミも多くなった。数日間牢屋に閉じ込められたのは、当然の罰であったが、アクトは、すべてをシンとエステルの責任にした。
アクトは、この怒りを魔物にぶつけるようになっていた。
ダンジョン20階
12体のウサギの群れと、アクトは対峙していた。
3体のうさぎを切り倒し、敵に囲まれそうになったタイミングで、スキル狂化を使った。
「ぐうおおおおお!!」
ザシュ!
ザシュ!
ザシュ!
全ての魔物を切り倒し、雄たけびを上げた。
「ぐうおおおおお!!」
アクトは、日を追うごとに狂気の色を強めていった。
それにより、戦闘能力も徐々に強くなっていくのだった。
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