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シンのボッチキャンプ中断

俺とホークは速攻でアリスの家に行った。


ホーク「…という事があった。シンをうまく逃がしたい。」


シン「本当に大変なんだ!ボッチキャンプするしかないんだよ!」


アリス「状況は分かったけどー。シンがうれしそうにしてるのが引っかかるよー。」


シン「違うって!!アクトの恐怖に打ち勝つために、せめて顔だけは笑顔でいようって思っただけだよ!エステルを頑張って助けたのに、アリスにそんなこと言われると悲しいよ!」


ホーク「シンの思惑はともかくとして、シンにはダンジョンに身を隠してもらう方が安全だ。シンの思惑はともかくとしてな!」


アリス「シンの思惑はともかく・・・そうねー。話を聞く感じだと、アクトは危険かもー。シンの思惑はあるかもだけどー」


シン「・・・・・今すぐ行動だね、行ってきます。」


アリス「ちょっと待って、行くのは分かったけど、最初から上の階にはいかないでね。まずは1階にとどまってほしいー。約束できるー?」


シン「もちろんだよ!行ってきます!」

あんなに疑念を持たれるなんて・・・・

でもキャンプか。ついにボッチキャンプ!始まったな!

俺は走ってダンジョンへと向かった。










アクトは一人でダンジョンに来ていた。


「け、亡霊エステルは、一人じゃ何もできないんだ!今に俺に泣きついてくるに違いない!」


そう言いながら、ダンジョンで魔物の魔石を回収しようとしていた。


だが、今までエステルにすべてを押し付けてきたアクトは、魔石の回収にすらてこずっていた。

「痛っ!!」

アクトはナイフを滑らせて自分の手を切ってしまった。

「くそ!なんで俺がこんなことしなきゃなんねーんだよ!!くそ!!」

その大声を聞きつけて魔物の群れが集まってきた。

15体ほどの群れだった。

アクトは、魔石の回収をあきらめて逃走した。

「くそ!くそくそくそ!」











そのころエステルは、順調に魔物の魔石を回収し、順調にお金を貯めていた。

シンのおかげで、今は安心して生活できる。

今までにないほど心は安定していた。

今まではアクトに殴られる警戒をしながら、表情を変えず、何もしゃべらないことで被害を抑えてきた。

エステルはソロになって、心が軽くなっているのを感じていた。

シンのおかげ。シンのおかげで普通の生活が出来る。

もっと早くシンと話をしておけば良かった。

シン、ありがとう。

いつもと違い、エステルは微笑んでいた。











アクトダンジョン内にて。


ブラックセイバーの解散から7日後のアクトは、イライラが増していた。


エステルに当たり散らすことが出来なくなり、精神が不安定になっていた。


今まではただの悪ガキだったが、レベルが上がり、態度もどんどん悪くなっていったため、今では町一番の危険人物になっていた。


今アクトはダンジョンに来ているが、思いのほか魔物を倒すことが出来なくなっていた。


今までは、エステルをおとりにして、そのスキに魔物に切りかかることで、自分だけが多く経験値を得ていたが、レベルだけは高くても、スキルLVは低く、冒険者なら自然と覚えるべき立ち回りも出来ていなかったため、魔物に包囲され放題だった。


亡霊エステル何で帰ってこないんだよ!!

あいつのせいだ!亡霊エステルが悪い!!

そうだ!俺は今まで、エステル(亡霊)を助けてやってた!!

俺の方が働いてるんだ!あいつから金をもらうのが当然だ!

何回も何回も俺がもらい続けなきゃ割に合わない!!

そうじゃなきゃおかしい!!!

へっへっへ!!そうだ!今から金を回収しに行こう。












町でエステルを見つけたアクトは、

おい!亡霊エステル今まで俺が助けてやった分の金を出せよ!!!

エステルは逃げ出そうとするが、アクトに捕まり、顔を殴り飛ばされた。

アクトはエステルに馬乗りになって、何度も顔やお腹を殴った。


「やめ!」

ゴス!

「いやぁ!」

ゴス!

「あぐ!」

ゴス!

「っぐ!」



アクトはエステルのバックをあさると、

「ははは!なんだ、結構持ってんじゃねーか。」

そういってお金を全て奪っていった。


エステルの心はついに限界を迎えた。

今までは、殴られ、蹴られる警戒をしながらアクトとパーティーを組んできたため、何とか自分を保つことが出来た。

しかし今回は、やっと解放されたという安心感から一気に絶望へと引き落とされたのだ。






エステルは、ふらふらとアリスの家の前に行き、泣きじゃくった。

「シン、助けてぇ、うぐ、えっぐ、シン、シン・・、」


アリスは家の玄関を開けた。

アリス「どうしたのー!そんなにボロボロで!家に入ってー!」


ヒールの魔法を使い、

エステルを椅子に座らせ抱きしめながら、事情を聴こうとするが、なかなかうまく行かなかった。


エステル「シン、シン、助けて、、助けて」



アリス「・・・シンかー。エステル、シンを呼んでくるからー、ホークの所で少し待っていてねー」

そこでエステルはやっと期待したような表情を見せた。

エステルをギルドに預けると、アリスは全力でシンの居るダンジョンへと向かった。













ダンジョン1階

シンは、薬草を採取していた。

「ふっふっふ、たくさん取れた。やっぱキャンプは良いなー。」


アリス「シンー!シンー!」


シン「え?アリス?どういう事?」

シン「なにーーーー!?」

大きな声で返事を返した。


するとアリスはものすごい勢いでこちらに向かってきた。


アリス「ウインド(風魔法)」


速攻でアリスはシンを抱き寄せた。

シン「は!?」


ウインド!


ウインド!


ウインド!


シン「え?ちょ!薬草が!」


すごい勢いでダンジョンの外へと飛んだ。












アリスとシンはギルドに着いた。

シン「え?何何?急に怖いんだけど、大体こういう時って悪い事しか起きないよね?」


アリスはシンを無視してギルドの奥へと入っていった。


部屋には、エステルとホークが居た。


最後までお読み頂きありがとうございます!

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