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魔物呼びのスキル

俺は、じいとのキャンプ採取によって俺のキャンプ熱が高まっていた。


「アリス、薬屋のおじいちゃんとキャンプしたけど問題無かったよ。」

「キャンプ生活したいっていう話なら駄目だよー。」

「問題無く出来たんだ!大丈夫だったんだよ!」

「それは薬屋のおじいちゃんがいたからだよー。駄目ー。」

「キャンプが駄目となると、魔物呼びのスキルだな」

「それも一人じゃ危ないよー。」

「あれも駄目これも駄目。ちょっと子供みたいに扱いすぎじゃない?」

「子供でしょー?」


うーん。困ったぞ。こうなったらジーク達についてきてもらうか、それなら反対されないだろう。

でも最近ジークのレベルがどんどん上がってて、俺と差が開きすぎてるからよろしくない。

また依頼を出してみるか?いや、お金もないし、じいに何回もお世話になるのもあれだなー。



「私が一緒にダンジョンについていこっかー?」

「え!?ついてきてくれる?キャンプして大丈夫?」

「私と一緒なら大丈夫ー。」

「魔物呼びのスキルを使ってみても大丈夫?」

「大丈夫だよー。でも、慣れるまでキャンプも魔物呼びも一人で使っちゃだめだよー。」

「分かった。」








ダンジョン1階

「ハイ速攻で魔物呼び!」

俺はダンジョンに入って少し歩いてすぐに魔物呼びのスキルを使用した。

7体ほど魔物が出てきたけど、これってもしかして・・・・

「なんか、大声で叫ぶのと効果が変わんないね。」

「うーん。まだLV1だからかなー?それじゃどんどん使ってみよう。」


魔物呼び!

魔物呼び!

魔物呼び!






俺は歩いて魔物呼びのスキルを使うというのを繰り返していた。

もう3階まで来たけど、やっぱ効果は叫ぶのと変わらないっぽいな。


ふうー。

魔物呼び!

『魔物呼びLV1からLV2に上がりました』

お、上がった!

「おめでとうー。また移動したら魔物呼びを使ってみよー。』





魔物呼び!!

「見てみて、寄ってくる魔物が増えてるよ!」


「うーん。そうだねー。」

「MPが枯渇するまで、魔物呼びを使い続けたいんだ。お願いして良いかな?」

「良いよー。」

俺は具合が悪くなってくるまで、魔物呼びのスキルを使い続けた。



「もう無理っす。枯渇だ。枯渇すぎる。」

「そっかー。キャンプそろそろ暗くなってきたし、キャンプにしよー。」



俺たちは5階の道から離れてところでキャンプをすることにした。

アリスは、倒れた木に腰かけて、お菓子とコーヒーでまったりしていた。

俺はテントを張り、薪に火をともした。

「キャンプに慣れてきてるねー」

「採取の勉強でじいに色々教えてもらったんだ」

「料理は私がやるよー。今日はウサギ肉のシチューだよー。」

鍋に油と切ったウサギ肉が入れられ、炒められるといいにおいがしてきた。

次は玉ねぎを入れ、少し色が変わるまで炒めると、さらにいい匂いがした。

ニンジン・じゃがいもと野菜が入れられ、水魔法で鍋に水が満たされていく。

ハーブをちぎり入れて沸騰すると、俺のおなかがぐーーーっとなってしまう。

「あと少しだけ煮て、塩コショウを入れたら完成だよー」

アリスが料理を作るのをぼーっと見ていて、

俺は心地良い気持ちになっていった。



そんなことを考えていると、

「できたよー。」と言って俺にスプーンとシチューの皿を手渡してくれた。

「パンも食べるー?」

「食べる。」

アリスが出来立てのパンをストレージから取り出して手渡した。


俺が黙々と食べていると、アリスは俺が食べている顔をジーっと見ている。

家でもいつもこんな感じで時間が流れていた。

「もっとちょうだい。」と俺がお代わりを要求すると、アリスはシチューを盛ってくれた。

「ご馳走様。おいしかった。」

「うん、見ていて気持ちのいい食べっぷりだったよー。」

そういって皿をかたずけていた。


そうしているうちに、俺の体力は回復していた。


「ちょっと魔物呼びのスキルを使ってくる!」

「え?暗いけど大丈夫かなー?」

「あーほら、俺って暗視スキルを持ってるから。」

「うん。でも、ここは街道から離れているから気を付けてねー。危なくなったらすぐに逃げてくるんだよー。」

「うん。行ってくる」






魔物呼び!

ウサギの群れが集まってきたが、その中にやたらと大きなシルエットのウサギが混じっていた。

お、ボスクラスか、5階なら余裕だな。

ボスクラスとは、通常の魔物よりステータスが高く、特にHP・MP・スタミナの値は異様に高く、通常の敵の10倍と激増する。経験値は良いんだけどね。

ダンジョンの道沿いではあまり出てこないが、道から外れ、普段人が踏み入らないようなところにはたまに出てくる。

採取の時はじいが速攻で倒してたな。俺も戦ってみたけど、普通に倒せたし、大丈夫だな。



ん?大きいシルエットが増えてきてる?


2体目

4体目

5体!!




しかも囲まれた!


俺は5体のボスと、たくさんのうさぎに囲まれていた。



最後までお読み頂きありがとうございます!

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