第16話 この世界についてお勉強
ポーション作成もひと段落したので、今度は違うことをやってみることにした。まず、この世界についてもう少し詳しくなろうと思う。簡単な説明は、初日に本で読んでいるが深く掘り下げてはいない。
この世界は地球型惑星で魔素と呼ばれる物質が存在し、魔法を行使することが可能である。2つの巨大な大陸と海で構成されており、公転、自転ともに地球とほぼ同じで1日は24時間、1年は360日となっている。ここまでは【この世界について】の項目で読んだ。興味を惹かれたのは【種族について】だった。
この世界は私のような人間、人種と呼ぶらしい。その他にファンタジーであるあるな、獣人種、エルフ種、ドワーフ種、魔族種が存在する。これは私がイラストを描いた小説にも出てくるし、なんならヒロインは狼獣人の女の子だったりする。そして小説では語られていない種族情報が書かれていた。
【人種】
人間、人口比率が一番多くどの国(エルフ国除く)にも多数いる。
平均寿命は60歳程度であり、魔力が多いと長生きする傾向にある。
過去魔導士で200歳まで生きた人種がいると記録されている。
【獣人種】
犬獣人、猫獣人など動物の特徴を持った多種多様の種族が存在する。
特徴としてその動物の特徴的な部分が体に現れる。顔や体は人種と変わらないが、耳や尻尾が生えており、そこに種族の特徴が現れる。
先祖返りで生まれてきた場合は、顔や体などもその動物に近くなることがある。
魔力は少なく、種族特性としての肉体強化などを得意としている。そのため、人種より素早く力が強い傾向にある。平均寿命は70歳程度
【エルフ種】
森で暮らす排他的な種族
エルフ種のみが使用できる精霊魔法を使い、魔力も多いため、属性魔法も得意である。
見た目は人種とあまり変わりがないが、耳が長くとがっているのが特徴。
美男美女が多く、奴隷狩りの標的になることも多い。街にはあまり出てこないので見かけることは稀である。
平均寿命は1000年程度と長寿であるとされているが、実際はもっと長い。寿命が長すぎるため自死を選択する者が多い。
【ドワーフ種】
背が低くずんぐりむっくりな体型で、男は髭を蓄える。
細かい作業や鍛冶などの物を作ることに特化した種族、武器屋や防具屋を営んでいる者が多く、他には鍛冶や彫金などを職業としている。
無類の酒好きで、酒精であればなんでも飲む。
魔力は人種程度で火属性と土属性の両方を操る。ほぼ全員が使える。
平均寿命は200歳程度
【魔族種】
魔族と呼ばれているが、特に人種と敵対しているわけではない。
見た目は人種とほぼ変わりがなく頭に小さな角が生えている。
強さがすべてなので、戦闘狂が多い。
魔力が豊富なため魔導士が多い。平均寿命は500歳程度
そして特殊な種族として【ドラゴン種】が書かれていた。彼らは人には分類されないが、人と魔物の中庸的な存在として記載されていた。
【ドラゴン種】
この世界最大の戦力を持つ種族。
寿命も長く1万年を生きたドラゴンはエンシェントドラゴンとして一部の地域では神として崇められる。
寿命が長いため生まれたばかりのドラゴン以外は人の言葉を理解しており、会話は可能である。だがドラゴンから人類に向かって話しかけるのは稀であるため、会話をしたことのある人類はごく少数である。
平均寿命不明、最大寿命は1万年以上
種族の情報はこの程度で大丈夫だろう。あとは実際に遭遇した時に考えれば良い。次はこの人類の生存圏や生命活動を脅かす存在の【魔物について】だ。
【魔物】
魔素が澱んだ場所、魔素だまりから生まれる存在。
繁殖でも増えるが、魔素だまりから発生する方が多い。
多種多様な見た目の魔物が存在し、人型、動物型、昆虫型、植物型などが存在する。
魔物は必ず【魔石】を体内に保有しており、それを破壊されると死に至る。
魔物を死に至らしめる方法は【魔石】の破壊だけではなく、脳の破壊や、熱傷、外傷による失血死などがある。
基本的に攻撃的で、種類によっては群れて行動する。
魔素だまりから発生過多による暴走をスタンピードと呼び、人類は幾度もその脅威にさらされ絶滅しかけた歴史もある。
よくある異世界ファンタジーの魔物と同じだ。小説なんかよりも細かい情報もあるのでありがたい。人類もこの魔物を有効利用している。確かに脅威ではあるが、魔物から得られる資源も生活の一部となっているようだ。有効利用の細かいことは【冒険者について】で説明されているようだが、これは後でもいいだろう。
【国家について(第一大陸)】
第一大陸には大小30の国家と地域が存在する。
王国や帝国、公国、共和国が存在する。共和国以外は、王や皇帝を中心とした貴族が国を管理している。
また貴族が各地の領地を経営しており、各街や村はその地を治めている貴族に納税(麦またはそれに準ずる穀物、および現金)する義務がある。
大国間の関係は概ね良好であり、戦争をしている国は現在のところ存在しない。しかし小国間の小競り合いは稀に発生している。
戦争が無いのはありがたい。出来れば巻き込まれたくないものだ。次は今いる国とその周辺国家についてだ。




