ラノベ業界の怖さ
結構小説を書き始めてから長いかなと思ったんですが、振り返ってみたらそうでもなかったです。まだ四年目ぐらいでした。で、書いているうちに段々と出版業界の様子も分かってきました。私は純文学と官能小説以外はなんでも書き散らかしている方だと思っています。年甲斐もなく高校生が主人公の青春小説だとか、異世界転生のラノベなんかも書いています。
で、ラノベ系は物凄い数の公募があるんだなと思って、年間にどれくらいが書籍化されているのかと思って調べてみたら、なんと新規で300冊以上なんですね(既刊シリーズも併せると1000冊以上が発行されえる)。四年も書いていてまだ一冊も書籍化されていないなんて、逆に凄いなと思ってしまいました。ヘボですね^^;。
しかし300冊は凄いですね。毎日1冊のペースです。調べると重版がかかるのはその300タイトルの内10~20%だそうです。但し二冊目(シリーズなのかな?)は7~8割の人が出せるそうで、3冊目に壁がある様です。きっとそれがデビュー作のシリーズだったりすると、売れなくて次は無しという作家さんが溢れているんでしょうね。一冊も出していない私が言うのも何ですが、それならなにかとても寂しい話です。そんなことはないのかな?
公募で入賞して書籍化されても、書籍化して売ってもらえるチャンスを与えられただけという事であればとても怖いですね。デビューしてしまっているんだから、公募でも新人賞には応募が出来なくなってしまいます。そうして売れていないんだから二冊目(というか二つ目の話)も出せない(出せる?)……。出版業界の方からすれば、下手な鉄砲数撃ちゃ当たるなんでしょうけど、一生懸命書いた小説がその弾の一つにされてしまったら作者は悲しいでしょうね。売れる売れないは内容とは違う要素も多々入ってきていると思います。ま、それを見抜くのが編集者の力かも知れませんが……。
ネガティブな見方をすると、何か『使い捨て』という言葉を思い出してしまいます。日本の許せない業務形態の一つに生命保険会社のそれがあります。無縁の方が多いと思いますが、失業して転職先を探すときには、失業保険の手続きなどもあるので多くの人は職業安定所に行きます。その出入り口のところで、色々な生保会社がリクルート活動をしています。名の通った会社名だったりするので、結構な人が就職?するんでしょう(期間雇用などどういう扱いにしているのかはしりません)。それで生保レディになったかと思えば(女性を勧誘する事が多いようです)、親類縁者や個人的な人脈を辿って保険をセールスします。もちろん営業の才能に目覚めてそのまま続ける。正社員になるという人もいるとは思いますが、多くの方は人脈が尽きたところで成約をとれずに離脱して行くんじゃないでしょうか?
何かそのシステムをラノベ業界を見た時に思い出しました。もちろん与えられたチャンスをしっかり掴んで物書きとして生きていく人もいるんでしょう。自分で選んだ道なので、最終的な責任は自分で持つ他ありません。そういう自分はまだその世界の入り口にも立たせてもらってないので、これは文字通り戯言です。




