千葉県の特殊性
私の実家は今は東京にありますが、元々の生まれは千葉県です。現在は福岡に住んでいますが、改めて考えてみると千葉県は特殊だなと思います。
まずその地理的特徴です。実は千葉県は本州とは繋がっていません。江戸川と利根川で切り離されています。もちろん橋などはかかっているので行き来は可能です。そこにはどんな意味が出てくるのか? 最近あちこちで熊が出没していますよね。なんと、千葉県には野生の熊は存在しません。水で隔てられていることに加えて……山らしい山が無いんです。千葉県の最高峰は……愛宕山で、標高は408メートルです。これがどれだけ低いか……。47都道府県の中でも最高峰が一番低いのです。沖縄県よりも低いんです。凄いでしょう? 逆に言えば殆ど起伏が無いという事です。
そうして次は気候です。日本の気候はどこに属するか……温帯だと思いますよね? まぁ区分としてはそうなんですが、千葉県の気候は海流の関係もあって限りなく亜熱帯に近いんです。海はサンゴ礁の北限で、地上では亜熱帯植物も野性で冬を越しています。おかげで植生もツキノワグマには好ましいものにはなっていません。現在だけでなく昔から熊がいた形跡も一切残っていないそうです。
そんな感じで、海に囲まれていて温暖だから昔の人には天国です。そこで古くから人間が住んでいたのでしょう。全国に存在する2400カ所の貝塚の、実に700カ所は千葉県にあります。そうして貝塚と言えば普通はアサリを思い浮かべますよね。千葉県の貝塚は違うんです。貝塚の解の中で一番多いのはハマグリなんです。
それだけ素晴らしい環境なら、人間が増えて文明も発達しそうなものですがそうではないんです。北部九州で始まった稲作は、近畿、東海、北陸と広がって、次は千葉県辺りはすっとばして、東北の方で広がります。それからやっと千葉県に降りてきます。そう、千葉県は自然の恵みが豊か過ぎたんです(異説はあります)。農業なんてしなくても縄文の生き方で十分やっていけたんでしょう。きっと平和だったに違いないのです
どうでしょうか? これでみなさんにも千葉の特殊性が十分理解できたでしょうか? だからどうだという事はないですね。私の場合今後も住むなら断然福岡です。




