妄想するというのは凄い事かもしれない
妄想という言葉は、人によってはネガティブなイメージがあると思いますので、そういう方は”想像力”に置き換えて読んでください。別にスケベな話では無いのでそこはご安心ください(いや、それもまた妄想の素晴らしさだとは思ってますが)。
ブラックホールの中心部では重力は無限大です。光も脱出できません。しかし同時に時間も止まってしまっています。結構広く知られている話だと思いますが、もうすでにこの辺りから想像の範疇は超えているような気がします。しかし時間が止まっているなら、その存在は永遠のものでなければいけません。
しかしホーキング氏の理論ではブラックホールは蒸発します。無くなってしまうんです。ブラックホールの中心に近づくにつれて時間の進み方が遅くなるというのは、我々から見てそう見えるだけです。実際にそこに落ちていく人がいるとして、その人にとっては普通に時間が流れていきます。但し、もし彼が外の世界を観測する事ができれば、彼は1秒の間に500億年どころか500兆年、もっと大きな時間が一瞬のうちに流れて、それこそ宇宙が終わるところまで見ることができるのです。
ん? でも外から観測している人にとっては、宇宙が終わる前に蒸発して無くなってしまう……矛盾してますよね? 調べてみても最先端の宇宙物理学でもこの矛盾については説明できていないようです。
個人的に思うのは、我々は時間というものに、絶対的な基準を置きすぎているという事です。宇宙の同時性というものを考えて、今この瞬間というのは宇宙のどこでも同じ一瞬なのかもしれません。しかし時間の進み方はそれぞれの場所で違うので、10分も経てば何と何が同時なのかもう訳が分からなくなってしまいます。同時と言ってもそれは1秒間でも0.1秒間でもなくて、きっと現代物理学で言うところの時間の最小単位プランク時間ですらない同時です。プランク時間だって場所によって違っているから、そうでないと同時になりませんが、完全なゼロ秒って数学的におかしいですよね。分数で分母がゼロはあり得ません。
だから時間なんて言う物差しは早々に捨て去らないと、宇宙の本質には辿り着けないような気がするんです。じゃあ一体何を拠り所にするかと言えば‥‥…やっとここで本題の『妄想』です。妄想は時間も空間も軽々と超えます。ブラックホールの中心部は想像もつきませんが妄想できます。例えば外部の人からは蒸発したように見えても、時間は止まっているのだから存在し続けているなんて矛盾した状態も、妄想する事ならできます。
どうもこの世界の本質は波動方程式で、その瞬間瞬間で計算結果だけが世界として現れているというのは、結構あっているのかなと思っています。方程式って言っても大学ノートに書いてある数式とは違いますよ。哲学的に理と言った方がイメージが近いかと思います。そうして誰が計算して結果を見ているのかと言えば意識です。これも試験で数学の問題を解いているのとは違いますよ。私が思うにそれは物理学で言うと『普遍的意識フィールド理論』、宗教で言うとヒンドゥー教のブラフマンの考え方に近いです。
意識が理から世界の姿を導き出しているのなら、妄想って案外凄いものじゃないのかなとそう思うわけです。
まぁ、長々と書いて来たこれが私の妄想なんでしょうけどね。




