表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
道楽草  作者: 十三岡繁
PR
385/440

洗濯物とAIの可能性について

 今朝は天気が良かったので洗濯をした。洗濯物を干していて思ったのはピンチに関してである。洗濯ばさみと呼んだ方が通りがいいかもしれない。昔は木製に金属のばねと言った構成だったかもしれないが、今はその木部分がプラスチック製のものが殆どだろう。プラスチックは腐らないし、それなりに丈夫だし素晴らしい素材だとは思う。しかし、樹脂製である限りは加水分解するし、紫外線を浴びて劣化もする。なので日にさらして使用する洗濯ばさみはかなりの勢いで弱っていく。そうしてそのうちに壊れてしまう。


 それがあって私はステンレス製のものを愛用しているのだが、こちらは耐久性はあっても肝心の挟む力が弱い。本体とばね部分を同一素材で、一筆書きのような形状の工夫でばねを利かせている。色々な百均ショップで、プラスチック製よりは幾分か高いが気軽に入手できる。しかし肝心かなめの機能が弱い。風の強い日は洗濯物が飛ばされたりする。


 だから全てをステンレスには置き換えられないでいる。もちろん風が強そうな日は、洗濯物一つに対して、ステンレスであれば洗濯ばさみを4つにするなどの工夫はしているが、どうにも効率が悪い。そこで考えてみる。現在の形は果たして本当にベストであるのだろうか? もう少しばねの力を強くできないものだろうか?


 私の専門は建築であるし、その中の構造力学というわけでもないので、この問題にどうアプローチしていいのか分からない。しかしステンレスは身近な存在で、その物性は様々な数値に置き換えられている。それこそAIにシミュレーションさせれば、ベストの形が見出せそうな気がする。


 職人であれば試行錯誤して、長い年月のうちに最高のステンレスピンチにたどり着くのかもしれない。一代でなくともその探求は弟子たちに引き継がれて、数百年の時を経て完成形に至るものなのかもしれない。しかしAIを使えばかなり短時間で完成しそうな気がするのだ。


 そんな馬鹿な事を考えているのは自分だけなのだろうか? 果たして同程度の材料で最適化されたステンレスピンチを、百均あたりで売ればバカ売れすると思う。これは身近な洗濯ばさみについての話であるが、同様の事がそこかしこにあるような気がしている。


 因みに最近では逆に耐候性が高いと謳うプラスチック製ピンチも売っている。結構これを買っている。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ