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6-7:第一王子はマーガレットの手作り料理を食べたい その2

「実は私、そんな第二王子のためを思って、今日は新たなラーメンの調理法をお伝えにきたのです」


 私は当初の目的通りに王城厨房の料理人たちにワカニャから教わった改良型ラーメンの作り方を伝え、第二王子が今後食べるラーメンをそれに切り替える事で太るのを防ごうとした。

 でも、今日はこの場に第一王子がいるんだよねえ。

 さっき、ラーメンと聞いてあまり良い顔はしなかったし、何か口出ししてこなければいいのだけど。


「ん? マーガレット、その料理は誰が作るのだ?」

「あの、第一王子? 仰る意味がよくわからないのですが?」

「言葉のままだ。マーガレットに同行しているはずの料理人の姿が私には見えないのだが」


 あっ、そういう事か。

 私が料理をしているところ、第一王子には見せた事なかったしね。

 それに、王子の立場だと料理は料理人が行うものと思い込んでいるところがあるのかもしれないし。


「料理なら私が最初に実演して見せ、それを王城の料理人の皆さんに真似てもらっています」

「だが、マーガレットは貴族であろう?」

「貴族でも伯爵の地位までは、戦争時に備えて自分で料理を行えるように教育されます。ですので、私も料理はできるのです」

「なるほど、そうだったのか」


 とりあえず、納得はしてもらえたみたい。

 先のルベラちゃんの一件もあるし、てっきり私がラーメンを作る事に難色を示すのかもと懸念していたけれど、そんな事は無いみたいでよかった。


「となると、今からマーガレットがラーメンを作るのか」

「そうで御座います」

「そうか」


 ?

 ここまで来て、ラーメンはダメだとか言わないよね?


「つまりはマーガレットの手料理、という事だな」

「はい、そうです」

「ふふっ、今から楽しみだなあ。マーガレットが作る料理を食べるのが」


 第一王子は思いの他乗り気だった。

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