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5-8:第二王子に初お呼ばれ その1
王城内で思わずハプニングがあったものの、私は無事第二王子の部屋へとたどり着いた。
「ライジェル様、今日は御招き頂きありがとうございます」
「俺も来たぞ。そこで偶然マーガレットに出会ったからな」
「来たな、マーガレット。って何だよ、また兄貴も一緒かよ。まあいいけど」
私が王城に行くと何故か高確率で第一王子と出会ってしまうので、その度に私は第一王子と一緒に第二王子の部屋に行くのがもはや毎回の事に。
だから、第二王子が私と一緒に来た第一王子を見て「また」と言うのもよくわかるし、まあ何時もの事と受け流すだろうとは思っていた。
「でも、兄貴の分は用意していないからな」
?
第二王子のこの言葉からして、私の分は用意しているみたいな口ぶり。
でも、用意って一体何を?
「あの、ライジェル様? 何かあるのでしょうか? いえ、ライジェル様から誘ってくださったのは大変嬉しいのですけれど」
「まあ、待て。そろそろ来るはずだ」
第二王子のその言葉から程なくして部屋に台車が近づいて来る音が聞こえてくる。
そして、部屋の扉がノックされる……かと思いきや、いきなり扉が開く。
扉から出てきたのは公爵令嬢のロジーナとピオーネだった。




