表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/55

5-1:今度こそ第二王子に食べてもらう その1

 今度こそ、第二王子に料理を食べてもらおう。

 そして、その過程で少しでも仲良くなれれば。

 そう思い、この前知り合ったばかりの公爵令嬢ロジーナとピオーネの姉妹に相談してみたところ、彼女たちは乗り気で承諾してくれた。


「なになに? それってすっごく楽しそうじゃん。皆で初めての料理を食べるとか」

「ライジェル……第二王子の部屋に集合って事でいいよね? 王城の方には私たちから話通しておくし、詳しい日程とか決まったらまた連絡するから」

「は、はい。よろしくお願いします」


 何か、二人共凄く軽い感じだなあ。

 王城のエントランスで初めて会った時は、もっとこう固いというか、冷たそうなイメージだったのに。


 ワカニャにこの事を話したら「タコパみたいなノリだね」って言われたけれど、タコパって何だろう?

 でも、多分口ぶりからして何か楽しそうなイベントの事だと思うし、悪い事ではないとは思う。


 そして、リベンジの日。

 私は、公爵令嬢のロジーナとピオーネの姉妹、そして何時の間にか合流していた第一王子と共に料理を持って再び第二王子の部屋へと訪れる。


 部屋まで持ってきた料理はもちろん「もやしとブナシメジと豚肉の炒め物」

 前回の野菜だけのサラダとは違い、今回は一転して肉中心の料理。

 だから、今回こそきっと大丈夫……なはず!


「兄貴が一緒なのはまあ分かるが、何でロジーナとピオーネまでいるんだよ?」

「何? いたら悪いの?」

「いいじゃん、従兄妹なんだし」

「でも、お前らマーガレットとは関係無いだろ?」

「「私たち、マーガレットとは仲良しだもん、ねー♪」」


 うん、まあ仲良しなのかな?

 出会ってまだ浅いから、そこまで関係は進展していないけれど。

 とにかく話は合わせなきゃ。


「ええ。お二人に料理の事を話したら、是非一緒にとの事でしたので。私も賑やかな方がいいと思いましたし」

「それはそうと、今回の料理は大丈夫なんだろうな? また野菜とか勘弁だぞ」

「はい! 今回は肉を使った料理なので気に入っていただけるかと」

「肉か。ならばよし。早く見せろ」

「では」


 私は、運んできた料理をその場にいる第二王子に第一王子、そして公爵令嬢のロジーナとピオーネに配る。

 前回は第二王子に向けて持ってきた料理を第一王子に食べられてしまったが、今回は全員分持ってきたのでそういう心配は無いはず。


「炒め物か。中々美味そうじゃないか」


 第二王子はそう言って、私がこの場の全員に料理を配り終えたのを見計らって我先にと食べ始める。

 そして、それに続いて第一王子に公爵令嬢のロジーナとピオーネの二人も料理に手を付けていく。


 よしッ!

 これで、最初の食べてもらうという目標は達成!

 ここまでが大変だった。


 ふふん。

 食べてもらえさえすれば絶対に気に入ってもらえるはず。

 私にはその自信があったので、そこは心配していない。


 でも、問題はここから。

 料理をきっかけに第二王子と仲良くならなきゃ。

 そして、第二王子を痩せさせるきっかけを少しでも作らないと。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ