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4-1:新たなる食材、もやしとキノコ その1

 14歳の時の私は野菜を食べるのに困っていた。

 お腹が空かないように野菜を食べなきゃいけない事は分かったけれど、今まで野菜を避けてきた私には何をどう食べたらいいのかが分からない。


 ワカニャに助言されて食べ始めたサラダ。

 確かに胡麻ドレッシングのおかげで食べられるようにはなったけれど、これだけという訳にはいかない。

 あんまり同じものを食べ続けていると飽きちゃうし。


 だから、私はワカニャに改めて相談する事にした。

 ワカニャが元いた世界、異世界の知識なら上手く解決してくれるかもしれないし。


「ねえ、ワカニャ? 野菜ってどんな風に食べたらいいの?」

「そうね。野菜って言うか食物繊維をとにかく沢山取れればいいのだけど、うーん」


 ショクモツセンイ?

 前にも聞いた言葉だけど、このショクモツセンイが入っている食べ物なら何でもいいのかな?


「その、ショクモツセンイってのを手っ取り早く取る方法無いの? 沢山入っている食べ物があればいいのだけど」

「それなら、キノコともやしかな?」


 キノコ。

 それなら私の世界にもある。

 だけど、キノコには毒があって食べられないし無理そう。


 もう一つのモヤシってのは何だろう?

 聞いた事が無い。


「うーん、両方とも無理そう。私の世界のキノコには毒があって食べられないし、モヤシってのは多分私の世界には無いと思うし」

「毒キノコの事なら、私の能力で毒の無い種類のキノコを見つけられるかもしれないし、後で試してみよう」

「毒の無いキノコ?」

「私の世界には毒のあるキノコと毒の無いキノコの二種類があって見分けるの難しいんだけど、今の私の能力で調べればマーガレットの世界にも毒の無いキノコがあるかもしれないよ」


 毒の無いキノコ。

 そんなのがあるだなんて思いもしなかった。

 だって、キノコに毒が無いかどうか調べるには実際に食べてみるしかないけど、そんなの危険すぎて誰も試さないし。


 でも、ワカニャが持っている能力、食べ物の成分を調べられる能力を使えば、毒があるかどうかもわかるって事なのかな?

 食べる事なく毒の有無を調べられるだなんて、ワカニャ凄い。


「それで、次はもやしなんだけど。もやしは大豆から作るんだよ」

「大豆? 醤油や味噌の材料になっている豆の事だよね?」

「なーんだ。大豆あるじゃん。だったらもやしは大丈夫だね」


 とりあえず、ショクモツセンイはこれで何とかなりそう。

 キノコは後でワカニャの能力で探してみる事にして、まずは大豆から作れるモヤシを何とかする事にした。

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