表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/55

2-17:学校とお昼ごはん その1

 私はワカニャを連れて普段通りの時間に学校に登校した。

 仮にも私はこの辺りを治めるファーレネイド伯爵家の令嬢。

 学校に遅刻するだなんて失態を犯すわけにはいかないしね。


「ねえねえ、マーガレット。ここで2人くらい仲間の魔法少女を探すべきだと私は思うのだけど」


 仲間?

 何を言っているの、ワカニャは?


 でもまあ、どうせ私以外には姿も見えないし声も聞こえないから、好きにしてもらっていっか。


「見学したいのならご自由に。でも、迷子になったりしないでね」

「りょーかーい。それじゃあ、行ってくるね」


 そう言って、ワカニャは校舎の奥へと消える。

 はぁ、行ってしまった。

 そう思ったところで、周りからの視線が痛い事に私は気付く。


 しまった! 私以外に姿も見えないし声も聞こえないのだった!

 これじゃあ、私ただ独り言を言っている変な人じゃない!!

 は、恥ずかしい……。


 今度から気を付けないと。

 そう思いつつ、私は逃げるように教室まで早歩きで移動して自分の席に座る。


「おはよー、ピギー。どしたん慌てて? 何かあったの?」

「えっ? ちょ、ちょっと走りたくなっただけ」

「そうなの? ピギーが自分から走りたいだなんて珍しい。まさか、走って痩せようとか思ってないよね?」

「えっと、その、痩せようとは思って今日から頑張っているのですけど何か」


 クラスメイトから変な目で見られたけど何とか誤魔化せた、かな?

 それに、今日から痩せようとしているのは事実だから嘘じゃないし。


「えーッ!! ピギーが痩せる!? 嘘でしょ!?」


 クラスメイトは私が痩せようとしていると聞いて驚いて声を上げ、周りの他のクラスメイトも私たちに注目する。


「嘘じゃないけど」

「ううん、ごめんごめん。ちょっと驚いただけ」

「馬鹿にしてる?」

「してないしてない。むしろピギーが一大決心したと思って凄く感心してる。でも、どうして? 好きな男でもできたとか?」


 うッ! 当たらずとも遠からず。

 でも、第二王子との婚約の話は一応秘密だし。

 というか、そもそも話したところで信じてもらえないと思う。


「う、うん。まあ、そんなところ、かな?」

「えっ、本当!? 誰誰?」

「うーん、秘密」

「そっか。なら痩せられるといいね。頑張って」


 と、とりあえず適当に誤魔化せたかな。

 でも、あの感じだと信じてないな、多分。

 実際、私もワカニャが来るまでは自分が痩せられるとは思っていなくてやる気起こらなかったし。


 そうね、痩せるのに成功してクラスの皆を驚かせるのもいいかも。

 よーし、頑張るぞー。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ