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2-15:ワカニャが来てから次の日の朝食 その4

 まず出された野菜料理は、ニンジンとキャベツのサラダ。

 ああ、サラダというか野菜料理を食べるのだなんて何年ぶりかしら?

 目の前に出されているサラダを見ただけで、野菜嫌いの私は早くもくじけそうになった。


「食べなきゃダメだよ」

「わかってます。でも、サラダって何もかけずに食べるのも味気ないし、あの黄色味ががった白いソースをかければいいのだけど、私あれが苦手でどうしようかと」

「それってマヨネーズの事? あれ、苦手な人それなりにいるよね。だったら、ドレッシングにしたら?」

「ドレッシング?」


 見ると、テーブルにはマヨネーズ以外にも幾つかソースが用意されている、

 今まで殆ど野菜料理を食べる事が無かったから気に留めなかったけれど、この中にドレッシングが?


「ほら、この胡麻ドレッシングなんていいんじゃない?」

「これが、ドレッシングなの?」

「そうだよ。何で醤油を使って作る胡麻ドレッシングがここにあるのか分からないけれど、私の能力が胡麻ドレッシングって表示しているし」


 便利過ぎるでしょ、その能力。

 最初、食べ物の栄養成分が分かるって聞いた時はあんまりピンとこなかったけれど、瓶の中に入っているソースの正体が分かるだなんて。


「醤油はうちの特産なの。えっと、確か昔にワカニャみたいに異世界から来た方が作り方を教えてくれたみたいで」

「え? って事は先代様!? 私も負けないように頑張らなきゃ!」


 う、うん。

 まあ、先代って言っていいのかなあ?

 でも、ワカニャがやる気になったなら何より。


「それはそうと、とにかく胡麻ドレ試してみたら?」

「う、うん。そうだった」


 どうせマヨネーズをかけたところで不味いだけだし、試してみるかな?

 私は、恐る恐る胡麻ドレッシングをサラダにかけ、そして口に運んでみた。


 あれ?

 意外にいけるかも?

 確かにそんなに美味しくない事には変わりないけれど、マヨネーズの時と比べて嫌悪感みたいなのは殆ど無い。


「どう? いけそう?」

「うん、何とか食べられるかも」


 こうして、私はサラダを何とか食べ終える。

 はぁ……。

 これから、こういうのを毎日食べなきゃいけないのね。


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