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『弐』

真実の話を致しますと、一話投下した時点ですでにこのお話は完結していました。

それを思い出したので、投稿します。

弐、参、終続けてご覧下さい、まるで猫のように温和な心をお持ちのあなた。

 弐   いつかの日々



  朝起きたら、十二時だった。今日は平日、当たり前のように学校へ行くべきでありそこで当たり前のように一日を過ごすべきなのだ。枕元には大分日の傾いた太陽の光が丁度良く降り注いでいる。

 寝ぼけながら目を覚ますとき、霞んだ思考のなかで、なんとなくわかる。いつもより眠気が薄いから。

「・・・あぁやべぇ。もう遅刻だ。と言うか無断欠席?もう昼だろ、これ。さしずめ。昼だ。うん。だろ?」

 いくばかの期待を込めて時計を見る。目が怯えている。正午。

「ううう・・・やっぱりかよ。あー・・・もう。」

 厚ぼったい脱力感が苛付くほど全身にまとわる。もう嫌だと泣き言を何度も呟く。

理由は大体わかっていた。昨晩深夜まで小説を読んでいて、いつになってもページが終わる様子がなく、あまりに面白かったために僕の欲望も終わる気配を見せず、巨大な開放感を持って本を閉じたとき、気づけばもうすぐ夜明け。早朝の白んだ空にかすかに響く小鳥のさえずりや、暢気にお休み中のご家庭にせっせと朝刊を配る新聞配達バイクの走る音が聞こえてくる。冷たい空気が広がる部屋には、何の音もない。

 あまりに寂しいよ。だから、ぼくは眠ることにした。ベットの上に散乱した漫画や小説に埋もれながら丸くなった。自分は上手に眠りにつくことが苦手だった。だからいつも寝る前に何か考えるようにしている。というか考えてしまうのだろうか。さっき読んだ小説は何人も人が死んで、誰や彼の生きる意味とか死ぬ理由とかそういうことを皆が必死に考えていた。その絶望や葛藤のなかで戦っていた。こんな僕らの生活がどうしようもなくちゃっちく見えてしまう。そんな物語だった。つまらない日本中どこにでもある悩みに苦しむ僕が、わざとらしく見え、あまりに滑稽に感じた。僕はどうするべきなんだろう。この世界でどう生きればいい?こんな事を癖のように毎日頭の中で繰り返す。意味の無い自問自答。そんなことは解っていた。いや本当は、解るべきではないのかも知れない。だけど僕は辛さや苦しみに直面すると漠然と自分に問いかけ、悩み考えるふりをし、結局無意識に逃避しているだけなんだろう。僕の周りの世界は、自体が好転しているのか後退しているのか僕は動いているのか立ち止まって何かを眺めているのかどうなのか一つとしてさっぱりわからない。事実僕の生きる運命とはあまりにも普通だ。それは普遍的というわけではないけれど、僕自身が、きっとすでに粘土を練って焼き上げられてしまった人形なんだ。決していいわけでもない。悪いわけでもない。時には心が激しい退屈を訴え悪いほうにさえすがりつきたくなる。最近、本当に悲しくなって涙を流しそうになるときがよくある。だって僕の周りには数えてみると結構な悲しみや苦しみがあって、きっと今の感情もそうなんだろうけど、それを震える両手で掻き集めてみれば僕の眼前は巨大な不幸の山が出来ている。「不幸」の定義は良くわからないけれど、その人が「ああこれは不幸だな」とそう思えば不幸なんではないだろうか。なんでもない日常をふりかけるだけならば、神様せめて僕の貧弱な体躯にふりかかるのはささやかな幸福にしてください。それが傲慢だと叱るつもりならば、その苦しみの渦巻く不幸を一度に僕にかぶせて下さい。それで平凡でなくなるのなら僕の心はそれを甘んじて受け入れる心積もりだろうから。・・・こんなこと、あまりにも哀れすぎる。自分が嫌になる。ああほんと駄目だなあ自分。誰か、誰でもいいので今すぐ走ってやってきて、夜明けに苦しむ独りぼっちの少年を助けてやって下さい。抱きしめてください。誰か・・・・・・。

 その小さな想いは永遠に誰にも届くことはない。形や物質性の無いものは他生物の手に渡ることはないから。なのにどうして、僕は考えるんだ。膨大な思念を生み出したとして、それらの存在した時間はこの世界にあった事になるのか。何にも、僕の脳からさえも、いつしか無に帰していってしまうそれらを生み出した意味とは何なんだろう。いや、全ての出来事に意味や見返りを求めるなんて無駄な事だとは知っている。僕のために生み出され起きた出来事なんて、笑っちゃうぐらい一つも無い。そりゃ、僕と同じような60億の人間+複雑な生態系図を抱える自然生物+世界の大地を支える植物、大いなる木々・大樹+あとは現世界の空間を創りあげている、しかし人間たちは自分たちが地球を繁栄させてきたと心のどっかで勘違いしているようでむしろあなた方は一介の地球生物に過ぎないしなぜ我々の星地球を守ろうとか発展させようとかいうニュアンスになってくるのかが理解できない上にたのむから一つもプラスになることをやっていないってのを解ってほしいあなた達は自分の為にしかならないことでやがて星を滅ぼそうとしている小さいつまらないうんざりするゴミめそんな人間たちが存在し、自在に動ける空と大地を造った知られざる無数の無機物ら。世界は蠢いている。それすら果てなく広がる宇宙世界に比べれば、いや地球(もう一度言っておくが断じて「我々の」星ではない)の所属する大宇宙の一部分である銀河団にとってすら余りに小さい。いや、小さくも無い。視認すら出来ない極小の神秘。誰にも気付かれずに煌きながら世界の全てに含まれ世界の一つのこらずを含んでいる小さな小さなそれら、それすらとも交わらない。と言うよりも向こうはこちらには無関心。愛情の反対側とは無関心だ。僕らはあまりに曖昧。ダサい。

 そんな中で、きっとあるはずなんだ。僕が苦しみながらも全力で生きるだろう一生の中で、まるで奇跡みたいな確率で僕にも、やってくるはずだから。僕のために生き物が、空が、大地が、この星が、僕の為に作られた出来事を贈る。その時、僕はあがいてやろうと思う。それがそんなにカッコいい事じゃなくても、平凡で丸っこくても。この僕のままの大きさで何よりも自然に、自分らしく、生命としての時を刻もう。そうすればきっと。それこそが、僕。何よりもまっすぐ、自己を証明してくれる。僕の生きた証、意味。だから大丈夫、生きてればなんとかなる。生きていれば。今はどんなに無様で間違いだらけで、誰からも蔑まれ自分すら自分を好きになれなくても、生きる意味なんてこれっぽちも見つけられなくても、大丈夫。なんとかなるから。だからそういう風にこれから僕は生きようと思った。一瞬を信じ祈りながら・・・・・・。 

 やがて意識が灰色のグラデーションを描いて遠のき、人生初の今日という日は人間が決めた区切りによって終わりを迎えたことになる。さよなら僕。そう出来たならどんなにいいかなあ。


 不幸や幸福。それらの定義は溶け出した水彩の青のように曖昧だ。だからこそそれらを並べて見てると面白いのかもしれないけれど、それにしても気持ち悪い。ここで例え話。僕にはどうしても理解できないと言うか、見てて「こいつ糞だな」とか思ってしまうんだけど、学校にはイジられて喜ぶ奴がいる。あれが嫌いだ。やつらはすぐに見分けがつく。意味無く笑うんだ。例えば、なにか嫌なことがあったとする。苛められたとかで物を隠された。と思ったらゴミ箱や外にブチまかれていた。不意打ちでつばを吐かれた。叩かれた。ウイルスだと言われ無視された。こんなような事態が起こった時、笑う奴がいる。まるでそういうどうしようもない位人を傷つける行動をしてる人間に媚びるように、肯定するように口の端をゆがませて笑いやがる。

 なぜ笑う。違うだろう。

 いじられる事で周りが盛り上がると、喜んでいる。自分は?あなたの心は何とも言っていないのですね?

 つまり、こんなような人間とは僕の幸福や不幸の定義は余りにも異なる。笑うってことの意味もまったく違うんだろう。また、このパターンの中でも二つの人間に分かれる。いじられることで皆に好かれているんだなと思う人間と、悔しがっている人間。これらの見分けもすぐにつく。笑うと言う行為は誤魔化しや自分を守るための行動でもある。戦う意思が僅かでも心底に沈殿している人間は楽しそうに笑っていない。

もう一つは単純に勘違いしている。だから楽しそうだ。僕は、これが解らない。

 そして、この「勘違いしている。理解できない。」こそが、価値観の違いという。「勘違い」なんて、本人にしてみれば正しいしむしろ当たり前の事柄として受け止めているんだろう。それを「解らない」と言っている僕なんかは、その人にしてみればまるっきりわけ「解らない」んだろうと。

 人と人なんてその堂々巡りなんだ。お互いの心に強くもっている譲れない柱のおかげで仲良くなったり傷つけあったりする。引き返せない意地でもってずっと支える柱のせいで幸せを感じたり不幸を味わったりする。そして「譲れない」「引き返せない」の意味の強さすら異なる。  

 それが人だ。それを醜いと吐き捨てる誰かもいるだろう。そいつですら人間なんだ。

 水彩はきちっとした「何色」って表現が出来なくて、無限に溶け合い混ざり流れ連なっていく。文字という存在によってばらされたそれらに水をたらしてみると、今度は色の名称なんていうものはほつれて無くなり、それすらも合わさって色を作る。綺麗な様子だ。別の存在である色々が一緒になってゆくさまがいい。だって僕らはそのために居るんだろう?君と僕。あなたと私。自分と、他の誰かが一つの場所に居る意味。言葉や、思いを隠しあったり見せ合ったりする理由。

 だから僕は水彩が好きだ。どんなに辛くたって、それらが僕らを強くしてくれるのを知っているから。どんなに逃げ出したくなっても、人と関わるのを捨てちゃいけない。ぽいっと投げて「こんなもんいらねーや!」と叫んではいけない。そうすると僕はそれに嫌われて、ずっと一人になってしまう。だから僕は筆を振るいつづける。人は描き続ける。


 この頃はまだ、自分が油絵の具になるだろうなんてことは考えてもいなかった。僕はまだ大好きな水彩画を描いていられた。

人として、生きていた。あのころの毎日。


 起きて時計をみたら十二時だ。昼じゃなくて、夜の。もう真っ暗だ。その悲しみを満遍なく含んだ暗さは意図して僕のために作られたんだろうなと思った。こんな惨めでどうしようもない臆病者に、あまりにお似合いだろう?

 さっき昼に起き出して、自分が物凄く具合悪いことに気が付いたので、また眠った。もう、学校どころじゃない。死んでしまう勢いだった。体ではなくて、心の具合が。自殺しなくてよかった。ぐだぐだ迷わずさっさと寝たそこの判断は良かったよなぁと回想する。するとどうしたことだ、朝から夜の人生をすっとばして夜中になっているではないか!目を閉じて、開けた瞬間に夜である。そうか、これは宇宙人による人間タイムワープさせちゃうぞビックリイタズラ大作戦なのか。しかし本能的な部分が働き始めると人間って物を考えるどころじゃないんだなぁ、さっきからお腹が胃袋の辺りから悪魔の様な痛みを発し続けるのに加えて気持ちが悪く、枕元で胃液を何度も吐いた。うーん、体を一切動かしていない上に丸一日何も食べていないせいで身体の自律神経はシッチャカメッチャカになってしまったらしい。これを元に復元するのは相当難儀なこっちゃだぞ。顔を思いきり歪ませながら布団から這い出し、急いで冷蔵庫を目指す。苛つきに任せて勢いよく冷蔵庫の扉を開けたつもりだったが、のんびりとゆるい曲線を描きながら扉が開き、冷気が流れて出てくる。それにすら苛付く。じわりと染み込んでくる冷たさを「気持ち悪りぃんだよお」と罵倒した。ああくるっしい。余裕のない頭で食べられそうなものを選別し片っ端から腹に収める。台所からは「うぅう。ぅうううう。」という低い呻き声が数分間垂れ流れ続けていた。その後姿は他人から見れば迷い無く下卑するべき対象となるものだろう。人間はある因果の下に運命を背負い歩いている。それは弱者と強者、強い人と弱い人という概念。

 よく才能や能力のない人間は必要ではないという言葉を耳にするが、そんなことはない。奴らにもきちんと存在する意味を持っている。何故ならば、そういう雑魚的な他の何かを見下すことによってそれ以外の人間たちは安心感を得、自分の存在意義を確かめることが出来るからだ。だがしかし、稀にそういう雑魚どもをほっておけないおせっかいな人間がいたりする。そういうのが、本当に上の人間だと思うんだけどなぁ。まあ、上の人間と言ってもつまり、僕が一番気に食わない連中だったりするけれど。とりあえず、僕はその雑魚キャラの方で間違いない。

 ・・・ああぁ、無様だなあ。世界って何なんだと思う。こんなにたくさん辛いことを作って一体全体何をどうしたいのだと憤りたい。僕らに

生を強いるのならばもっと世界は楽しいことで満ち溢れていてもいいはずなのに。それなのになんなんだよ、周りの何もかも。それに僕も。どうしてこんなにも、僕らは脆い。そのせいで生きている僕らと、生きるための僕らは余りに相性が悪いんだと思う。しかも一方的に生きている脆く弱い僕らの魂が、生きるための肉体やそれと一瞬の微塵の断絶すらもなく密接している世界に攻められ続ける。また、そのどちらも永遠に、離れることはない。僕らはその苦しみを享受し、歯向かうことをあきらめながらも、それでもなお、そしてこそ生きなければならない。なぜなら生きることも、いやただ生き抜くことすらもとてつもなく困難だが、死ぬこともまた難しい。なぜならば自ら死ぬ出来事の難易度と、それを選択し実行することの勇気は現代人間的感覚をもってすれば完璧に別物だからだ。だらだらとなんでもないどうでもいい生き方を続ける方がよっぽど楽チンなんだ。いや、今の世の中は、そして人の心はそれすらも許しはしない。当人の心さえも。

 ああ、死ねば離れるか。

 貴重な食料を食い漁っていたそれが突然トイレに飛び込むと、しばらくして晴れやかな表情を浮かべた無意味に愉快そうな男が出てきた。

 ああ、人生って素晴らしい。健全な体でいることがこんなにも素敵な気持ちになれることだったなんて。今まで多くの人間たちを突き刺してぼこぼこと変形した針がずっと遠くの向こうまで無限に突き出し立ち並んだ道を歩いてきた僕は、たまにただの平らな地面を踏締めただけで平和を感じそれを幸福だと錯覚してしまう。そうだ、これは思い違い、恐るべき世界の罠。小さな「幸せ」とやらを僕らの眼前にちらつかせることで僕らをあっさりと騙す。僕はそれに気付いている。だからこれは世界を騙すための芝居だ。騙されたふりをし、騙し返す。恐るべき極楽浄土から囚われの君らを救うために戦う。そうやって英雄ぶって戦ってきたつもりだったんだ。けれど歪んだ作り笑いが少しずつ心を穿って無くしていった。それを見て見ぬようにしながらも尚僕は続ける。やっぱり駄目だったのか。そうわかっているのに。結局抜け出してはいなかった。僕という存在は大きな何かの掌で舞い踊る踊る埃だったか。自分だけはそうではないと、確信したように、そうであってくれともはや祈るように思っていたのに。そうだったはずなのに。はずだったっけ?いやいやいや全て、狂言だった。それはそう思うまでは違ったのに、僕の心が僅かばかりでもお前の全ての言葉偽りだったと囁いた。僕には、どうあがいてもそれを「違う!だって僕は今もここに生きているだろう?」と叫ぶことはならなかった。どうしてそれを否定することが出来るだろうか?そうできるほどの能力が、自分にあるとそう言うのか?だから僕はその通りなんだろう。ここにいつの間にか手や足の先には雁字搦めになった鎖が重い。その鎖はだらっとした生がすぐ横で縞模様に流れているのを見過ごしてきた代償だろうか。多くの人間や物や自分の意思他人の意思などが僕の中に蓄積され僕のギアを重くし動きをこれでもかと鈍らせる。そして僕はそんな自分の姿を見て絶望の涙を流しながらそれでもなお自分の価値を、押しつぶされ圧縮され噴出し仕切りのない上空の方へ気化したそれら、自分の目を疑うほどに目を凝らしても見えにくいほどに薄っぺらくなってしまった「自分」を飛ばされないように、無関心という害意に彼方へと引きちぎられ吹き飛ばされないように、抱いて僕は歩いた。それは長い永い戦いだった。いやそう感じただけだったのか果たしてその行動それのみだったのかも知ることが出来なかったけれど、だって僕はもう・・・・・・。振り返って、いつ頃か、僕という人間が生きた道をみた。僕は思い切り笑ったよ。声がトップスピードで喉から滑り出し荒野の瘴気を割った。僕は一歩として動いちゃいない。もうどうしようもない。取り返しのつかない。だけど、僕にはそれがなんなんだなんなんだなんなんだかなんなのか最期まで、僕の終わりまで解らなかった。いや、きっと終わってみても解らない。当たり前の人間が当たり前のように知ることの出来るそれを僕は知らない。もしそれが生まれたときから決まっていたことなんだとしてみたら、ああほら僕って、秒針が回り始めた瞬間から愛情も憎悪も受けることなく、それを真似た良く似た空っぽのどうでもいいばかりが僕の体をすかすかと通り過ぎていったことにも気が付かなくて、世界で一番悲しくて、辛くて、でも醜すぎて誰もそれに涙を流すことのない、それが僕。そう思ってしまったら、もうその通り。神様の無関心というイレギュラーが人々の目を逸らさせた。故に誰も僕の悲しみを知らない。知れない。誰かに知って欲しくて憎しみをぶつけるのにも疲れた。

 

 僕って、要らなかった。


「ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははあ

 ・・・・・・僕は、もう駄目だ。だれか僕の代わりに戦って欲しい。僕が今まで戦ってきた 僕と。僕に代わって、そして僕と戦って―――・・・。

 ぶつりと音を立てて世界と僕を繋ぐ何かかが裂け落ちた。僕の立つべき舞台はもうここではない。戦うリングが変わったんだね。


あっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっはっはははははははははははははははは」

 それじゃ、皆さんばいばい。死んでください。   ズ

ズ 闇が体をズズズ包むのを感じズた。



ぬぐったら、また黒くなりました。そういう悲しい想いをしてる心がそこらじゅうにある。

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