表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
婚約破棄された伯爵令嬢が、王女の侍女になって王宮の食事改革を始めました  作者: 絵宮 芳緒
第六章 社交界の嵐

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

52/107

第五話 宰相の決断

王女アリアナの居室。


重い沈黙が続いていた。


ミレーヌの証言の後、誰もすぐには口を開かなかった。


最初に動いたのは、宰相ヴァルディーク公爵だった。


「確認する」


低い声で言う。


「ダグラス侯爵家が関与している可能性は極めて高い」


アルヴェルン伯爵が静かに頷いた。


「娘を狙った理由は、魔法でしょうな」


宰相の目が細くなる。


「植物魔法」


「希少な系統だ」


レオンが拳を握る。


「そんな理由で……」


低く呟く。


アリアナが静かに言った。


「理由など関係ありません」


その声は、冷たかった。


「王宮の侍女を攫うなど」


「王家への挑戦です」


部屋の空気が凍る。


宰相がゆっくりと立ち上がる。


「この件は、陛下へ報告する」


そして、伯爵を見る。


「アルヴェルン伯爵」


「正式な調査を開始します」


伯爵は静かに一礼した。


「お願いします」


宰相はさらに続ける。


「証言」


「捕らえた男」


「魔法の痕跡」


「すべて揃えば」


そこで言葉を止めた。


そして、静かに言う。


「ダグラス侯爵家は終わりだ」


レオンが息を飲む。


アリアナは窓の外を見た。


王宮の庭は、いつも通り静かだった。


だが――


社交界には、すでに噂が広がり始めている。


嵐は、すぐそこまで来ていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ