第十一話 魔法
11話
珍しく黙っていると思ったらやはり碌なことを考えないのだ。
そう思っていたとき光の粒子を見てふと思い出した。
そう先程読み込んでいた探知魔法だ。
(まさか…)気付いたときには遅かったらしい。
「意外と面白いのね?」
粒子を手中に収め、こちらに向き直ってきた。
どこまで見られたのかは分からないが、彼女のことだかなり調べることはできたのだろう。
満足げに手を開いてこちらに見せてきた。そしてしたり顔でこちらに言ってきた
「これなにか分かる?」
それくらい分かると言わんばかりに食い気味に答えてみせた。
「探知魔法でしょ?」
れいなは少し驚きつつ「正解。じゃあ何を探知したか分かる?」とまた質問を投げかけてきた。
大方こちらにとって都合の悪いことなんだろう。
そんなのを自ら口に出してわざわざ墓穴を掘る必要もない。そんな気がする。
「知らないわよ」
私の素っ気ない返答にれいなは畳み掛けるように言葉を投げかけてきた。
「これは一種の授業なのよ?まともに魔導書が読めない貴方のために私がわざわざやってあげてるんだから」
鼻につく言い方に思わずムッとした。
「あんたにしてもらわないでも一人でできるわよ。」
そう言い返し本を読もうとするが視界の端にれいながチラチラ写って集中できない。その時、れいなの表情がまた一変した。
「…ねぇ、貴方この炎どうしたの?」
「は?」
いきなりの予想外な質問に私は顔を強張らせた。
「魔法に決まってるでしょ?」
ありえないと言わんばかりの表情でれいなはまた問いただしてきた。
「いや。これは…魔法なの?こんな歪な魔法陣見たことないけど?」
歪?その一言に私は引っ掛かった。魔法陣の形なんて決まっているのではないか?
「見れば見るほど…なんというか不気味ね。」
真剣そうな表情でれいなは思案していた。
そして、恐る恐る口を開いた。
「まさかとは思ったけれど、見覚えがあるの。この魔法陣の形。」
れいなの表情からはいつもの余裕が消えていた。
「どんなものなの?」
自分の能力が分かるのかもと思い、ワクワクしながられいなに尋ねる。
「…黒魔術よ。知らない?魔法とは違う魔術。そして、この国では禁忌とされているものよ。」
予想外の言葉に絶句した。「禁忌」その言葉が何度も頭の中で響いた。
まさか、魔法ではない。しかも禁忌とされているものだったなんて。
しかし、まだそうと決まったわけではない。れいなの推測なのだから。
「そう。魔術と魔法ってそんなに変わらないんじゃないの?」
純粋な私の疑問をぶつけてみたが、れいなはそんなこと知ってて当然とでも言いたそうな顔だった。
「はぁ…そんなに無知だったなんてね。授業放棄しようかしら。」
毛先をいじりながらつまらなそうに魔導書を眺めていた。
なんだそれは。と思ったが始めたのはれいななので仕方ないかと思った。
「確かに基礎すら知らない人に教える気にはなれないよね。」
それだけ言い残し席を離れようとすると急に腕を引っ張られた。
振り向くと、れいなは不服そうな顔でこちらを見つめていた。
「待ちなさいよ。そうは言ってな…」
そう言いかけたとき、図書室の扉が静かに開き入ってきた人物と目があってしまった。
その人物は私が今一番会いたくない人物だった。
そして向こうも会いたくなかったらしく、顔をしかめた。
「なぜここにいる?また尋問されたいのか?」
その人物とはーー副代表だった。
時が流れるのは早いですね、、、()
気がついたら一週間程経っていました。
しかし、今週は一端十話全て読んで物語を振り返っていたので仕方ないかなと!
これからはゆっくり投稿していこうかなと思っているのでたまにこのページに来ていただけたら嬉しいですね!
物語には何が必要なのか、どうしたら面白いのかというのを考えましたが展開をもっと早くしていくのと、予想できないような展開が良いのかと思いますね!
でも、そういったものってやっぱり難しいなと思います、、
まだまだ初心者で書き方もあなり知らない人間が書いているので優しく見守って頂きたいです!




