カプラー型エンジン
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato
時刻は、軍神ガンヒルドが、降臨した日の午後です。
朝からの『性教育の会』は、午前中の『模型と裸女による演習』と打って変わり、午後からは、教科書による学習となりました。
理由は、サガ(裸体モデル)の怒りが、頂点に達したからです。
「バカとアホこそ、基礎を学べ!」
――剣舞士サガの言葉
それはさておき、原因は、講師の聖騎士アリスが調子に乗って、件の演習を『模型と裸女との淫猥合体レベル』なんかで強行したからです。
しかも、アリスは、たとえサガが恥じらい泣いても‥‥逝き辱を晒しても、ひたすら幸せそうに続けました。
おかげで、今は、こうして、みんなで教科書学習です。
ところが、最初は、みんなで、大人しく教科書を読んでいましたが、小一時間も経たず、雰囲気が、静寂から不真面目へと変わりました。
戦士カルロは、断言します。
「カプラー型とは、理想的な名器の形状!」
「男性とだけではなく、女性との場合にも理想の形!」
カルロの後に、聖騎士アリスが、そう続けました。
魔道士ハインツも、真剣に語ります。
「カプラー型の女性周辺では、男性の魔力回復速度までもが上昇します」
「けど、この形には、見覚えあるよね?」
野戦士ルイが、そう言って、余計な疑問を、場に投げ掛けました。
サガが、恥じらいと共に、怒鳴ります。
「どうせ、わたしの股間の形ですよ!」
怒鳴った後で、サガは、泣き崩れてしまいました。
けれども、聖霊で執事のエドウィンが、平然と宣います。
「カプラー型の女性は、希少性的技巧『カプラー型エンジン』を得ているはず。
どれどれ、鑑定‥‥サガさまの技巧ランクは、無駄に特級ですな!」
エドウィンの鑑定結果で、サガの大泣きが、より激しくなりました。
しかも、サガは、今まで、みんなに、散々、生の股間を見られているので、羞恥心の逃げ場が何処にも在りません。
さて、それはそうと、サガと『カルロ、ルイ、ハインツ』たちが出会って、まだ三日ほどしか経っていません。そこで、夕方からは、親睦会が開かれました。
斯くして、大広間のテーブルには、立食向けの御馳走が並んでいます。
それに、昼間は、泣いていたサガも、意気揚々としていました。サガは、こういった催しが、大好きなのです。
「もう一杯、おかわり‥‥ZzZz‥‥」
ちなみに、聖騎士アリスは、ワイン一杯で沈黙しました。そのため、今は、椅子に座って熟睡しています。
ただし、アリスの顔には、サガによって『らくがき』がされていました。サガによれば、昼間の仕返しだそうです。
「Zz‥‥酒は人生‥‥Zzz‥‥」
さておき、時間が経つにつれて、楽しい歓びが、盛り上がって行きます。その上、時々、上機嫌のサガが、ポールダンスを、セクシーに演技します。
しかも、ポールダンスでは、サガが、お人好しにも、恥じらいを捨てて、サービス精神を旺盛にしました。
それでも、男たちは、サガのセクシーさよりも、サガの優しさの方へと、心を奪われて行きます。
やがて、サガは、ポールダンス演技を終えると、取敢えずパンティーだけを履いてから、裸足のまま戦士カルロの方に行き、気になったことを問い掛けます。
「ところで、真正技巧『永遠の生命』って、発現した?」
「いや、予兆すら無いけどな」
カルロが、サガの表情を見て『お前もか?』という顔をしています。
そこで、魔道士ハインツが述べます。
「あれは、勇者や大賢者とか、スキルの宝庫のような人物でなければ、やはり、発現などしないのでは?」
「そうだよ、なんたって、神さまのスキルだから」
そう言って、野戦士ルイが、ハインツに賛同しました。
しばらく、サガは、腕組みして、考えていましたが、思い出したかのように、服を置いてある場所まで戻って行きました。
ともあれ、親睦会は、みんなで、楽しく幸せに、続いて行きます。
DYNAMITE SAGA by Souji Yamato




