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爆炎のサガ  作者: 大和奏時
勝利の命題{1×1=2-1=1+0}

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76/79

解:2名で戦い1名の犠牲を1名が蘇生

DYNAMITE SAGA by Souji Yamato

 西暦せいれきがつ13にちきん)ルヴォア伯爵はくしゃくじょう謁見えっけん』AM11:55――



 玉座ぎょくざには、深紅しんくひとみと、銀色ぎんいろ長髪ちょうはつ牡牛おうしつの緋色ひいろのドレスに漆黒しっこくつばさという、如何いかにも魔王まおうというかんじの『絶世ぜっせい美女びじょ』アブリールがしています。

 しかも、謁見の間には、すでに、魔王に敗北はいぼくした『冒険ぼうけんしゃたぐい』の遺品いひん遺骸いがいが、散乱さんらんしていました。


 この修羅しゅらに、さっそうと、パワード官能セクシーヒロインたち見参けんざんします。

 それこそが、爆炎ばくえんの『サガとアイ』です。



 二人ふたりは、魔王のほうへと、あゆみをすすめます。

 すると、魔王が、ゆっくりとがりながら、宣告せんこくします。


「7くみものどもか‥‥よわいくせに、やたらとみつく‥‥

 ――馬鹿ばかいぬでも、しつけぐらいは、わきまえているぞ。

 いいだろう、おのれよわいことを、自慢じまんしたいのだろう?

 だったら、なぐってやるから、かかってい!」


 こうして、魔王と爆炎コンビが、対峙たいじしました。

 しかし、すぐさま、サガの左手ひだりてとアイのみぎ手がつながれ、サガとアイは、必殺ひっさつわざ体勢たいせいります。


ゆめにてこころだまさず、あいって言葉ことばいつわらず」

「カウントダウン、(ファイブ)(フォー)(スリー)‥‥」


「ときめき宿やどし、きらめけ爆炎」

(ツー)(ワン)‥‥」


「「ダイナマイト・フィンガァーッ!」」


 サガの右手と、アイの左手で、凝縮ぎょうしゅくされたマナ(ナノマシン)が、灼熱しゃくねつ螺旋らせんえがいて放出ほうしゅつされました。

 ところが、魔王のがわは、片手かたてで、灼熱をブロックします。煌々(こうこう)とした『灼熱のかたまり』が、魔王のひら滞留たいりゅうしています。


「ほう、だが、これしき‥‥」

「ダイナマイト・インパクトォーッ!」


 突然とつぜん、アイのとびりが、さきの『灼熱の塊』とかさなり、ダブル『ダイナマイト・フィンガー』の威力いしょくを、魔王の胸元むなもとみました。


「ぐっ、ぐうう‥‥」

自己じこ犠牲ぎせい爆滅ばくめつ!」


 自爆じばくしたアイから、あふした爆炎が、魔王の身体からだくしました。

 しばらくして、火炎かえん噴流ふんりゅうおさまったとき‥‥爆炎のアイと魔王アブリールは、消滅しょうめつしていました。



 けれども、すぐに、サガは、復活ふっかつアイテムを使つかい、アイを、この瞬時しゅんじに、リスポーン復活させます。

 サガが、かたりながらさけびます。


「たとえ、勝利しょうり確率かくりつが、2%未満(みまん)でも‥‥

 りない数字すうじを、知恵ちえ度胸どきょうおぎなえば、絶対ぜったい勝率しょうりつ100%だーっ!」


 語り叫びながら、サガは、ふたたび、アイと手を繋ぎました。途端とたんに、サガとアイの全身ぜんしんが、ほのおつつまれます。

 一方いっぽう、なんと、目前もくぜんでは、魔王が、なまめかしい裸足はだし全裸ぜんらで、再臨さいりんしました。



 つぎには、はだかのままの魔王アブリールが、二人の敗北を予告よこくします。

 同時どうじに、勝利しょうりして、サガとアイが叫びます。


おどろかされたが、ここまでだ!」

「「ダイナマイト・フェニックス!」」


 さかる『サガとアイ』の身体がかさなり、炎のとり葬送そうそう不死鳥ふしちょう』としました。しかも、不死鳥は、ばたきながら、魔王の裸身らしんたいたりします。

 これに、魔王が、断末だんまつげます。


「馬鹿なぁーっ!」


 魔王アブリールは、燃えきながら、消滅しました。

 その、サガとアイは、実体じったい化しますが、根幹こんかんエネルギーの枯渇こかつで、ゆかひざいてうなれています。



 やがて、サガとアイの四肢ししが、くだけながら崩壊ほうかいし、サイバーゴーグルも、粒子りゅうしと化して消滅‥‥同時に『ひかり効果こうか』も、うすれながらります。

 もはや、二人とも、腕脚わんきゃくうしない『あたま胴体どうたいだけの』艶めかしいばかりの『あわれなほど無力むりょく裸体らたい』でしかありません。


 ですが、まだ、二人のふくには、予備よびシステムアイコン‥‥サガには『純潔じゅんけつもん』が、アイには『淫紋いんもん』が、どうにかのこされています。

 アイが、サガにげます。


「あなたを‥‥彩香あやか博士はかせもとに、転送てんそうします」


 この直後ちょくご、サガの裸体は『べつ場所ばしょに転送』されて消えますが、えに、アイの方は、予備システム『淫紋』までもが失われました。

 そのため、アイは、裸体すらも、灰塵かいじんと化しながら損壊そんかいして、消滅します。



 魔王アブリールは、ほろり‥‥かろうじて、爆炎のサガが、勝利しました。

DYNAMITE SAGA by Souji Yamato

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